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みずのわ出版からのお知らせ(品切本の版元直売につきまして)
長らく品切れになっておりました「山上の蜘蛛―神戸モダニズムと海港都市ノート」と「窓の微風―モダニズム詩断層」につきまして、販売可能な美品を確保しました。ご入用の方はお知らせください。振替用紙同梱でお送りします(送料無料)。
本が売れないという事態が深刻の度を増すなかにあって、某大型書店が店舗縮小にかかっており、それにより返品が増加しています。年末年始の大量返品の中に、上記2点がありました。モノはきれいです。大切に扱って戴いていたことがわかります。ジャケットは新品に取り換えています。
★★2冊限り
山上の蜘蛛―神戸モダニズムと海港都市ノート
季村敏夫著 2009年9月刊 A5判上製403頁
本体2500円+税 ISBN978-4-944173-71-6 C0095
発行 みずのわ出版
装幀 林哲夫
ジャケット版画 政木貴子「untitled'09-12a」
●目次
プロローグ 人間の危機
1 神戸詩人事件の記憶
2 「いたましさ」について
3 遠方の跫音――友情論
4 神戸モダニズム――奇妙な命名
5 神戸で開催された『死刑宣告』の出版記念会
6 資料滅亡、散逸という事態
7 「雑」とはなにか――他者性としての雑誌
8 戦争の、前、中、後、の時間
9 もう一つの地域史――私的記憶から歴史へ
エピローグ 生きて、わかれゆく
補註1 『兵庫文学雑誌事典―詩誌及関連雑誌』(仮称)作成のために
戦前戦後発行の詩誌及び関連雑誌
新刊及び古書店、プライヴェート・プレス、資料館、市民グループ、サロン、ほか
カフェ、喫茶店、印刷所、詩の研究グループ、政治結社、ほか
補註2 雑誌の記憶から、安水稔和に聞く
海山のあわいから――あとがきにかえて
人名索引
★★4冊限り
窓の微風―モダニズム詩断層
季村敏夫著 2010年8月刊 A5判上製500頁
本体3800円+税 ISBN978-4-86426-001-5 C0095
発行 みずのわ出版
装幀 林哲夫
ジャケット画 林哲夫「窓(イスタンブル)
●目次
プロローグ 促し、目覚め
*
尖端的なものの行方――竹中郁、村山知義、萩原恭次郎そのほか
**
窓の微風――『羅針』の富田彰のこと
つぐみ、噤み――『新領土』の酒井正平のこと
月と星の転生――詩人山中幸夫のこと
海彼襲来――神戸のモダニズムについて
ダダの目覚め――『横顔』の受川三九郎
汚辱の犬――岡崎龍夫と平岩混児の詩について
永田助太郎の音楽性――本田未明の調性
『薔薇派』の米谷利夫のこと
レスプリ・ヌウボオの活きた姿
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亜騎保の耳――神戸詩人事件勃発七十年
地上に生きてあること――『牙』について
過ちということ――小林武雄と佃留雄の齟齬に触れながら
映画からみた神戸詩人事件――同人誌『映画無限』に触れながら
詩の風土について――君本昌久の詩魂にふれながら
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エチカ、地上の声
西井一夫への返信――震災とホロコースト
坂道を歩いた亡命ユダヤ人
記憶のトポグラフィー
瓦礫の時間が生むもの
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海の見える坂道
はかないとおもえるほどに――詩集『編笠』にふれながら
過去について
オシフィエンチムの光景
太田省吾さんのこと
我輩は鼠である――大町桂月の抗い
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レツェンゾ六篇
樹木の墓標―――内堀弘『ボン書店の幻』
散文詩の可能性をめぐって――山田兼士『ボードレールの詩学』
なぜ冷える、なぜ足なのか――瀧克則詩集『足の冷える場所』
邪悪な意思の書物――細見和之詩集『ホッチキス』
田村雅之詩集『エーヴリカ』を読む
再出発する場所――佐々木幹郎『やわらかく、壊れる――都市の滅び方について』
エピローグ 微風をそそぐ
補註1 『兵庫文学雑誌事典――詩誌及関連雑誌』(仮称)作成のために
戦前戦後発行の詩誌及び関連雑誌
新刊及び古書店、プライヴェート・プレス、資料館、市民グループ、サロン、ほか
カフェ、喫茶店、印刷所、詩の研究グループ、政治結社、ほか
補註2 大阪のヴォルプスヴェーデ――港野喜代子と小林多喜二のこと 浅野孟府(聞き手=野口豊子/テープ起し=季村敏夫)