ふるさとを憶う(宮本常一ふるさと選書第2集)出来。

宮本常一ふるさと選書」(年1回刊)の第2集「ふるさとを憶う」が出来上がりました。
自身を周防大島の百姓と称した民俗学者宮本常一(1907-81)が遺した膨大なエセイの中でも、今の子供たちに読んでほしい、美しい文章に特化した選書を作りたいと考えました。
小学校高学年から読めることを意識して編集しました。子供向けに作れば大人も読める、ということです。そのため一部表記を改め、漢字にルビ、難しい用語に解説をつけ、写真や絵を挿入して文章のイメージが膨らむよう工夫しました。
音韻を踏んだすぐれた文章は、声に出して読んでこそ心に響きます。「声に出して読む宮本常一」という意図が強くあります。
詳細は以下の通り。
地方小出版流通センターもしくはJRCの取り扱いで、全国の書店で注文取り寄せ可能です。小社直販も承ります。



ふるさとを憶う(宮本常一ふるさと選書第2集)

2022年5月30日刊
菊判(227mm×152mm)並製本 カバー装
定価1,320円(本体1,200円+税)
ISBN978-4-86426-102-9 C0395 菊判並製85頁
宮本常一著/柳原一徳編/森本孝監修/宮本常一記念館編集協力

目次

私のふるさと

一 宮の森
家のまわり/鳥・蝉・烏/木の実/森の古木/記念碑と芝居小屋/小学校/絵馬/風の音と波の音

二 渚にて
新宮島/干潟の生き物/渚に来るもの/カニとたわむる/磯あそび/小さな島の歴史/ある老人の死

三 故里だより
風と海と/石垣を築く/山より下る/凪ぎの海

四 村の家
昔の商法/一人の娘/新開地と店屋/化物の出る場所/最近の変化

宮本常一が書き遺したふるさと大島の変化 柳原一徳

カバー 宮本常一少年期のスケッチ(宮本常一記念館所蔵)
装幀  林哲夫

[用紙]
カバー ヘリオスGA ナチュラル 四六判Y目 135kg
表紙  気包紙-U-FS  K判T目147.5kg
本文 b7ナチュラル 四六判T目79kg

 


みかん印の白無地ブロックメモ
9.5×9.5cm 1冊あたり100枚 天綴じ
目にやさしく、風合いに優れ、書き心地の良い書籍用紙(b7ナチュラル)使用。書籍印刷製本時、原紙からの断裁工程により発生する余剰部分を有効活用しました
頒価…1冊250円(税込)
送料…1冊110円。2冊以上無料


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サイズ、頒価等は「みかん」と同じ。


古老の人生を聞く(宮本常一ふるさと選書第1集)
https://mizunowa.hatenablog.com/entry/2021/05/03/135320