佐野繁次郎装幀集成増補版、6月初旬出来予定。

佐野繁次郎装幀集成増補版、6月初旬出来予定。印刷立会時の画像、手前本文、奥表紙。富山の山田写真製版所、黒田典孝PDの手腕で、旧版を遥かに凌駕する印刷上がりとなった。
まともな本を少部数作れば、どうしても価格が高くなる。2万、3万部と大量につくって大量に売れる本であればそこそこ安価に設定できるのだろうけど、残念ながらそれほどの需要はない。だが、必要とする人にとっては手許にあらねばならぬ一冊である。版元稼業を継続可能とする「売れる本」は必要なのかもしれないが、「売れる本」を求めてばかりいたのでは日の目を見ることなく取りこぼしてしまう本が、間違いなく存在する。

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