2006-03-01から1ヶ月間の記事一覧

虚業

【3月27日】 さて、昼メシに饂飩でも湯掻こうかのと台所に立とうとしたらケータイが鳴る。非通知設定。面倒臭いのう、うちの実家かいなと思いつつ電話を取る。 「○○商事の××です」 ――はあ、ウチにそんな名前の知り合いおらんですけどの。 「ガソリンの投資の…

翌日の新聞が出た……ことがある。

【3月26日】 14年前の今日、1992(平成4)年3月26日付の新聞が、1日早く25日に出てしまったことがある。 当時、私は某奈良新聞社に勤めていた。県内ネタに特化した併読紙奈良新聞は降版の時間帯が早く、最終の1社面も9時半頃で締めていて、且つ1版体制だった…

年度末の道路工事。

【3月23日】 午後、姫路まで撮影の仕事に出る。 年度末恒例の駆け込み工事のため、加古川バイパスから姫路バイパスにかけて15キロの渋滞。抜けるのに45分を要する。この時期、できることならクルマで出歩きたくない。 誰の目にも明かな“工事のための工事”が…

図版を選ぶ。

【3月21日】 「男達の神話」巻頭図録4頁分。午後から半日かけて図版39点を確定し、夜半にかけて指定原稿をつくる。画集の巻末図録のような感じで図版を小さめに使って1頁あたり10点。用紙別丁、刷りは墨1°。当初の原稿(福島さんの私家版)では確か80点くら…

コニカ赤外750

【3月20日】 昼休み明けに印刷所に入り、『男達の神話』本文504頁分の初校を戻す。ここまでが長かった。別丁図録4頁分までは手が届かず、入稿を祝日明けに延ばす。 阿波座の駐車場にクルマを預け、写真機材を担いで梅田まで歩く。30分ちょい。地下鉄代230円…

ブツ撮り

【3月18日】 朝方読み合せを終えて福島さんが帰宅の途についたあと、正午頃まで爆睡。午後、別の仕事で神戸に出てきた日写専の同期、裏ぷぅさんことO君来社。おさんどんの後、『男達の神話』ジャケット、扉に使う写真を撮影してもらう。 写真は、そのときの…

『男達の神話』初校読み合せ

【3月16日〜18日早朝】 画家福島清さんの自伝的小説『男達の神話』(5月刊行予定)初校の読み合せにかかる。16日は午後3時から10時頃まで根詰めて仕事する。500頁中200頁片づけたところでお開き。なかなか思うように進まない。朝から仕込んでおいた饂飩やら…

テコ入れ

【3月14日】 『宮本常一 旅の原景――なぎさの記憶2』(田中慎二・荒木肇=写真/佐田尾信作=文)の、新しい帯が刷り上がってきた。夕方大阪は大正の印刷所で受けとり、早速、年度末の常備切替品10冊に巻き、予備とあわせて地方・小出版流通センター宛に発送…

玄界灘の海鳴り

【3月13日】 6時40分新門司港着。小倉駅までの無料送迎バスで酔っぱらう。N鉄バスは相変わらず運転が荒い。 午前中小倉で用事をすませた後、JRで千鳥へ。石井忠さん(古賀市歴史資料館館長/漂着物研究家)宅に伺い、諸々の打合せ。今日は寒いからといって御…

神戸発新門司行酩酊船

【3月12日】 三宮へ出るのに雲中小学校前から市バスに乗る。新神戸を過ぎたあたりから渋滞で身動きとれなくなる。週末の神戸は観光地だということをすっかり忘れていた。三宮からひと駅隣の春日野道界隈はおおよそ観光とは縁のない地域で、そこの住人である…

帰省見送り。

昼前から阪急電車で京都へ出かける。春日野道から四条烏丸まで片道600円。金券ショップの株主券だと380〜390円程度の出費ですむ。JRより時間はかかるが安くて快適。関西の私鉄はエラい。 Sさんとイノダ珈琲で落ち合い、夏場に刊行を予定しているジャーナリズ…

八紘之基柱

先月末、宮崎へ出張してきた折、空き時間を使って平和の塔へ行ってきた。 紀元2600年を記念して作られたもので、本来の名は「八紘之基柱」(あめつちのもとはしら)。正面に刻まれた「八紘一宇」の四文字は、故秩父宮の手による。戦争関連モニュメントや観光…

気の早いこって。

【3月5日】 小説『男達の神話』(福島清著)について、北野のギャラリー島田で蝙蝠社長と打合せ。5月13〜24日、ギャラリー島田で開催する著者の個展に合わせての刊行。四六判上製約500頁の大作。現在、初校にかかっている。読むだけでも体力がいる。詳細は後…

決して埋まることのない齟齬

【3月4日】 当初の予定より1ヵ月以上遅れて、昨夜出来てきた『公的扶助研究 200号』の発送作業を行う。いよいよ今回をもってウチへの編集委託が終了し、研究会の単独発行に戻る。 単純に考えると売上減なのだが、(自費出版といえども)事実上の不採算事業だ…