コニカ赤外750

【3月20日
昼休み明けに印刷所に入り、『男達の神話』本文504頁分の初校を戻す。ここまでが長かった。別丁図録4頁分までは手が届かず、入稿を祝日明けに延ばす。
阿波座の駐車場にクルマを預け、写真機材を担いで梅田まで歩く。30分ちょい。地下鉄代230円が浮いた。
午後から、ある雑誌の写真撮影の仕事で京都へ。阪急電車に乗る前にヨドバシカメラに立ち寄り、イルフォードのXP2を仕入れる。色素画像(処方C-41=カラーネガと同じ現像処理)のモノクロフィルムで、露光のラチチュードが広く、滅茶苦茶にコントラストがついたりしないので使いやすい。芯がしっかりしていながらも、はんなりとした仕上りが京都向けか、と。
私の好みでモノクロ撮影は殆どコダックのトライXオンリーだが、仕事とか撮影対象によってはフィルムを変えることがある。近年の銀塩カメラの衰退で、その時どきで必要とするフィルムの手に入らない店が増えた。
そういえば、コニカ赤外750(昔はサクラ赤外750と呼んでいた)。年に1度、桜の咲く頃にのみ製造されるモノクロフィルムなのだが、コニカミノルタがこの春を以て銀塩から撤退するということは、今年の分は製造しないのだろうか……ヨドバシまで行っておきながら、聞いてくるのを忘れた。