ジョヴェントゥ ピエル・パオロ・パゾリーニの青春

mizunowa2018-11-30

プルーフ(色味チェック用の出力紙)を束見本に巻いてみた。みかん収穫と並行で編集作業。年内12月中旬出来予定。


ジョヴェントゥ ピエル・パオロ・パゾリーニの青春
2018年12月中旬出来  著者 田中千世子  発行 みずのわ出版  定価 本体2,400円+税  ISBN978-4-86426-037-4  カバー装画:林哲夫「マッティーナ」


第一章 詩人の少年期
1 赤ん坊と揺りかご
2 オイディプス王
3 母、スザンナ
4 父、カルロ・アルベルト

第二章 少年の死、若者の死
1 永遠のための殉教者
2 いつか僕もそこへ行く
3 手記

第三章 ポエジーア 詩と詩情
1 フリウリ語
2 郷土とファシズム
3 詩を書く少年
4 フリウリ語から出発
5 フリウリ語と自治宣言

第四章 ローマ
1 若者言葉と新開地
2 アッカトーネは誰だ
3 セルジォとフランコのチッティ兄弟
4 セルジォの夢

第五章 ノン・コンフォルミズモ(非順応主義)
1 コンフォルミズモとファシズム
2 愛と性とエロス
3 良識の仮面の下のコンフォルミズモ

著者:田中千世子(たなか・ちせこ)
1949年、山梨県に生まれる。お茶の水女子大学教育学部文学科国語国文学専攻卒、同大学院日本文学研究科修士課程修了。高校教諭を経て映画評論家として「キネマ旬報」誌を中心に執筆を続ける。2001年以降は『藤田六郎兵衛 笛の世界』をはじめとして自主映画の製作・監督を手がける。主要作品に『能楽師』『みやび 三島由紀夫』『熊野から』など。著書に「イタリア・都市の歩き方」(講談社)。

吉田得子日記戦後編。

mizunowa2018-06-05

時代を駆ける2 吉田得子日記戦後編1946-1974

編 女性の日記から学ぶ会
編集責任=島利栄子・西村榮雄
発行 みずのわ出版
税込3,240円(版元直販、送料無料)
ISBN978-4-86426-036-7

装幀 林哲夫
プリンティングディレクション 黒田典孝((株)山田写真製版所)
印刷 (株)山田写真製版所
製本 (株)渋谷文泉閣


一代の日記から読み解く戦後史――女性の暮しと生き方
日記の筆者吉田得子(1891-1974)は岡山県邑久町で生まれ、ここで一生を終えた。西大寺高等女学校を卒業後、教師になった。その後結婚し一子を産み育てながら教職を続けるも昭和4年退職。夫とともに当時はやり始めていたラジオ販売の仕事を始める。昭和という時代はラジオと共にあったというが、まさに商売繁盛で得子も地域のリーダー的存在になっていく。そして終戦を迎え、婦人会長、村会議員となり、戦後の女性の社会進出の先頭に立つ。


解説
得子の婦人会活動 島利栄子
変わらぬ得子の視線―戦後の日記を中心にして 西村榮雄
同時代の日記への共感 高崎明子


用紙・刷度数
ジャケット テトン うすクリーム 四六判Y目102kg 4°
表紙 里紙 稲 四六判Y目 100kg K/1°
見返し 里紙 すすき 四六判Y目 130kg DIC338/1°
別丁とびら ハーフエア ヘンプ 四六判Y目 90kg 1°
本文 b7クリーム A判T目45.5kg 1°
スピン 13打 A3
花布 A32

堀江芳介壬午軍乱日記

mizunowa2018-04-23

堀江芳介壬午軍乱日記
四六判 糸篝 角背上製本 本文80頁(スミ1°)+別丁8頁(4°)
編者 西村榮雄
印刷 (株)山田写真製版所
製本 (株)渋谷文泉閣
装幀 林哲夫
プリンティングディレクション 黒田典孝((株)山田写真製版所)
発行 みずのわ出版
発行日 2018年5月1日
定価 本体4,000円+税
ISBN978-4-86426-035-0 C3031


まえがき、より
 二〇年くらい前のことである。祖父の遺品を整理していたところ、一冊の古ぼけた手帳が出てきた。縦六・五センチ、横一〇センチの小さな手帳であるが、開いてみると細かいペン字で埋めつくされていた。一字一字拾って読んでいくと、どうやら日記らしいことがわかった。
 八月二日から九月二〇日まで、毎日書かれているが年代がわからない。とりあえず、原稿用紙に一字一字書き写していくうちに、これは、明治一五年(一八八二)に朝鮮で起きた壬午軍乱に関するものであることがわかってきた。
 防衛省防衛研究所図書館で調査した結果、「陸軍省日誌明治一五年第二三号○八月一日○御沙汰書」に
  陸軍少将高島鞆之助御用有之朝鮮國へ被差遣候ニ付
  随行被 仰付  陸軍歩兵大佐 堀江芳介
 とある。祖父堀江芳介(ほりえほうすけ 一八四三―一九〇二)は、当時、参謀本部管東局長の職にあった。
 命を受けた祖父は、八月二日新橋駅から汽車で横浜に行き、玄海丸に乗船し、神戸、下関に寄港した後、八月一二日朝鮮西岸の月尾島に上陸した。現地では、高島少将の下で花房公使の護衛に当たっていたが、八月三〇日に済物浦条約が結ばれて事件は解決し、九月二〇日に任務を終えて帰国した。この日記は、その間の行動を記録したものであった。(以下略)


編者
西村榮雄(にしむら・よしお)
昭和五年(一九三〇)東京に生まれる。郵政省勤務後、福祉事業に従事。老人ホーム施設長を経て現在社会福祉法人監事。女性の日記から学ぶ会会員。著作に「学徒勤労動員日記―1945年」(朝日新聞出版サービス)、「時代を駆ける 吉田得子日記1907-1945」(島利栄子共同編集責任、みずのわ出版)。


用紙・刷度数
カバー ハンマートーンGA ホワイト 四六判Y目130kg 黒箔押+スミ1°
表紙 ハンマートーンGA ホワイト 四六判Y目100kg スミ1°
見返し NTラシャ べんがら 四六判Y目 130kg
別丁8頁(扉兼用) MTA-FS 四六判Y目 90kg 4°
本文 淡クリーム琥珀N 四六判Y目 72.5kg スミ1°
ヘドバン H9
スピン S5

お知らせ…『花森安治装釘集成』トークイベント

mizunowa2017-10-17

花森安治装釘集成』ができるまで
柳原一徳×南陀楼綾繁 トークイベント @ Green's Baby


日時 10月27日(金)19:00〜20:30(18:30 開場・受付開始)
会場 Green’s Baby グリーンズベイビー
〒690-0887 島根県 松江市殿町204
料金 1,000円(1ドリンク付)
申込 ariduki.book@gmail.com
件名を「トークイベント参加希望」として、参加希望者のお名前とご連絡先をお知らせください。
主催 「花森安治の仕事をとおしてみるくらしとまち」実行委員会


イベントのサイト →http://ariduki-book.wixsite.com/book-ariduki/2017-10-27
BOOK在月のサイト → http://ariduki-book.wixsite.com/book-ariduki

お知らせ「トークセッション 宮本常一と、ふるさと周防大島」

mizunowa2017-10-16

★おしらせ。

トークセッション 宮本常一と、ふるさと周防大島

□開催日時:平成29年10月21日(土)14時〜16時
□会場:東和総合センター(山口県大島郡周防大島町平野269-44)
□内容:
1)「宮本常一、ふるさとへの思い」高木泰伸(宮本常一記念館学芸員
2)「宮本常一の風景を訪ねて」山根一史(宮本常一記念館学芸員)×高木泰伸
※一部内容が変更になっておりますのでご了承ください。
□入場無料/お問い合わせ:宮本常一記念館0820-78-2514

宮本常一生誕110年企画展示:「農山漁村、旅の記録」(会期:7月27日〜11月28日)

「花森集成」造本装幀コンクール入賞。

mizunowa2017-07-25

花森安治装釘集成」(2016年11月刊)、第51回造本装幀コンクール日本書籍出版協会理事長賞(専門書=人文社会科学書・自然科学書等=部門)受賞。
http://www.jbpa.or.jp/zohon/zohon-index.html


本は、所有して、なんぼ、です → http://d.hatena.ne.jp/mizunowa/20170119