ご案内「歴史修正主義批判―第2次世界大戦下日本のユダヤ人問題」

mizunowa2007-03-08

3月7日付 みずのわBCC放送、より転載


小社刊『神戸・ユダヤ人難民 1940-1941――「修正」される戦時下日本の猶太人対策』の著者、金子マーティン氏へのインタビューが、3月7日(水)から21日(水)まで、土・日曜日を除き11回にわたって、ネット新聞「ジャーナリスト・ネット」に掲載されます。サイトのアドレス、ならびにインタビューの趣旨は以下の通りです。ぜひご一読ください。

【サイト】
ジャーナリスト・ネット http://www.journalist-net.com

【連載第1回 リード、より】
インタビュー「歴史修正主義批判―第2次世界大戦下日本のユダヤ人問題を論じる」;金子マーティンさん
社会学者で日本女子大教員の金子マーティンさんが戦時下日本のユダヤ人問題の研究の成果を『神戸・ユダヤ人難民 1940-1941―「修正」される戦時下日本の猶太人対策』(みずのわ出版、2003年12月、以下『神戸・ユダヤ人難民』と略)にまとめて4年、以降発見した日英独中の資料などを論じた論文を昨年5月に発表、今年中には前掲『神戸・ユダヤ人難民』を加筆してまとめたドイツ語版をドイツで出す意向だ。戦前日本政府が「反ユダヤ主義」をとりながら「親ユダヤ主義」であったかのような歴史修正主義が展開されたことに金子さんは緻密な実証研究でその虚構を暴いた。金子さんは「日本国批判ではなく、日本の近現代分析だ」(前掲論文)と書いているように、歴史研究からあぶり出されたのは戦後も変わらぬ外国人排除、他民族排斥の姿でもある。今回、大学で春休みに入ったことから時間がいただけたのでロングインタビューが実現した。本日から10回に分けて土・日曜日を除き連載する(聞き手=川瀬俊治 なお11回目は掲載全文を一括して報じます)


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小社刊『神戸・ユダヤ人難民 1940-1941――「修正」される戦時下日本の猶太人対策』(金子マーティン著)の詳細は、以下の通りです。
http://www.mizunowa.com/book/book-shousai/kobe-yudaya.html