新記録。

mizunowa2008-02-01

【写真】
1月17日、広島のチンチン電車。土橋から舟入へ、平和大通りを渡るところ。


【新記録】
年が明けてからの1ヵ月間、一度もアジトのトイレで“大”をしなかった。ずーっとオモテですませた。襤褸アジトのトイレよりコンビニや量販店のトイレのほうが如何に快適か、といふことで……以下略。


【DM】
海文堂書店のPR紙「海会(カイエ)」2月号が31日午後出来てきた。この週末、2月11日のトークショーの案内を神戸近辺に絞って発送する予定。文面は以下のたうりだす。

海文堂書店「風の人 宮本常一」刊行記念トークショーのご案内、など


寒中お見舞い申し上げます。
不況続きのこの業界ですが、本なんて元来そうそう売れるもんではありません。でも、そこそこ売れてくれへんことには、版元は維持できません。ツブれたあとから「ええ版元やったのに」とか何とか云う前に、本を買うて頂けないものだらうか……と。やはり私は、堕落・弛緩しきった「葬儀屋仏教」なんぞに帰依する気など毛頭ありません。生きのびてなんぼ、です。
一昨年の碧天舎、今年の新風舎と、「商品」としての価値の欠片もない代物を「商品」のツラさげて流通させ、「協力出版」とか何とかホザいて「知らぬ者」から多額の金子をせしめてきた、詐欺師と糾弾されるべき業界の癌がつづけて倒産しました。しかしながら、これを以て問題が解決するわけではありません。かれらの犯罪性をとりあげればキリがありませんが、出版を生業とする者としてひとことだけ云わせて頂くならば、それは、出版といふ営為に対する社会的信頼の失墜――これに尽きると考えます。「知る者」が「知らぬ者」を欺くこと、すなわちプロとしてあるまじき行為、それは断じて許すわけにはいきません。
さて。「風の人 宮本常一」刊行記念トークショーのご案内をお送りいたします。詳細は、海文堂書店のPR紙「海会」(カイエ)2月号をご覧下さい。また、同時期に「発掘歎異抄」を刊行します。ぜひとも本屋さんにお運び頂きたく、また、本を手にとって頂きたく、何卒よろしくお願い申し上げます。
敬具


【イベントのご案内】
・「風の人 宮本常一」刊行記念トークショー
日時 2008年2月11日(月・祝)15:00〜1700  終了後、海文堂イベント恒例の打ち上げアリ!
会場 海文堂書店 2階〈Sea Space〉
   神戸市中央区元町通3-5-10 Tel 078-331-6501 http://www.kaibundo.co.jp/ 木戸銭500円


【2008年1〜2月 新刊のご案内】

・「風の人 宮本常一」佐田尾信作・著 A5判並製196頁 2000円+税
旅する民俗学者をめぐる人と時代の物語。中国新聞連載「生誕百年 宮本常一という世界」を改題、大幅加筆。赤坂憲雄東北芸術工科大学東北文化研究センター所長)、稲垣尚友(竹大工・作家)、大矢内生気(全国離島振興協議会総務部長)ら7人へのロングインタビュウ収録。

・「発掘歎異抄」渡辺郁夫・著 四六判並製327頁 2000円+税
(前略)これは歎異抄の解説書ではない。解釈でもない。熱にうかされたオマージュでもなく、冷たい研究書でもない。親鸞の信仰と思想を、わが身で体得した著者が、歎異抄をタテ糸とし、親鸞思想をヨコ糸とし、自在に織りなした自然法爾の文章である。岡本太郎から魯迅まで、『キャッツ』から『ALWAYS 三丁目の夕日』まで、奔放に飛翔するイメージは一筋に親鸞につながっている。(中略)私たちの時代の新しい他力思想が、ここから始まる。画期的なエッセイだ。(五木寛之氏の跋文より)