殺人屁ぇ器。

mizunowa2008-12-02

【写真】
この秋2度目の焼き銀杏。前回は神保町の呑み屋。今宵は自前処理分、つまりタダぢゃ〜♪


【汚れ仕事】
日曜の夕刻、こないだ拾ってきた銀杏の「処理」をベランダでやった。お隣の広告事務所がお休みの日にやらんことには、えらい近所迷惑になってしまふ。鼻が曲がる。でも、これだけ買うたらえらいこっちゃ。路上に肴が落ちている。それだけでも千金の価値がある。


【殺人屁ぇ器】
思い出した。
「部落問題・人権事典」の仕事をしていたころ、お昼は仕事場から徒歩10分の一膳飯屋がワシらの定番だった。そこのおねーさんがキタナイ巨人のファンで、ワシらがアンチ巨人だったものだから日々戦でもあったのだが……それはどーでもええ。行き帰りの道すがら、南海汐見橋線のへりにええ具合のイチョウの木があって、秋には大粒の銀杏がなった。
ある秋の日、事典の仕事を終えて同じ建物(正しくは2棟続きになっていて、旧いほうの建物)の2階にある某K出版社編集部に立ち寄り、N新聞社の大先輩で当時K出版社にいたKさんと打合せのあとええ調子で呑みに出た。
翌日お昼すぎ、K出版社編集部のHさんから内線がかかってきた。あの臭いやつ、持ち込んだのみずのわさんでせう! と……。ビニール袋の口を縛っているとはいへ、僅かな隙間から“放射能”が漏れる。呑みに出た勢いできれいに忘れとった。

第一発見者である痔主O君(現在は「元」痔主、である)によると、何か知らんけど朝から臭い。誰ぞウ○コか屁ぇ漏らしたんちゃうか。でも、他人の失敗をあげつらって騒ぎ立てるのもよろしくない。が、……いつまで経っても臭い。オカシイと思うて警察犬よろしくくんくんと探っていけば、鎮座ましますビニール袋。中身はアレぢゃ!

いやー、ようワシやと判りましたなあ、なんてお気楽云うたら、Hさん曰く、こんなことするのはKさんの関係者以外考えられん! と。さう。Kさんには前科がある。京都・東九条の在日のおばちゃん手作りのキムチを生活支援と称して販売すべく大量に持ち込み職場の冷蔵庫をキムチのにおいで充満させてしまい、使用禁止のお咎めを受けていた……のである。件の冷蔵庫には、暫くの間馬鹿でっかいキムコが鎮座していたとO君から聞いた。

とどめの一発。ハッハッハ! こりゃあ殺人屁ぇ器ですなあ、と云うたら、これはさすがに怒られた。