銀塩はええどー。

mizunowa2008-12-03

【写真】
ヤシカマット124G。名機ヤシカフレックスの最終形式。学生時代に中古で購入、もちろん現役である。


銀塩はええどー】
新聞社のカメラマンになった91年以降今日まで、撮影の仕事は99.99パーセント35ミリ判一本でやってきた。ライターを経て編集者に転じたこともあって――それでもカメラの仕事に片足(正確には足の小指一本くらいかな)残しているとはいへ――現実には4×5判はおろか中判すら縁遠くなってしまった(4×5判ビューカメラの使い方、情けない話やけれどもかなり忘れている。でも、フィルムホルダの装填は今でもできる。これだけぢゃ何の自慢にもならんが)。

特に二眼レフは仕事で使うことがない。せめて趣味で使わなアカンのう……と想いつつ、日々の雑用に追われるうちに趣味の写真とも縁遠くなってしまふのだから始末に負えぬ。
ちょいと想ふことありて、ここのところ中判の機材を持ち出してあれこれ撮り歩いている。面倒くさいこと多々ありなんだが、やっぱり写真撮ってるといふ実感がありますな、銀塩……就中、中判のカメラは。ヤシカの玉は開放側で一寸甘いとよく云われるけど、それでもやっぱり35ミリ判とは段違いでっせ、トーンのふくよかさが。
アジトを整理していたら、学生時代、ヤシカマットを使って大島で撮った年寄りのポオトレイトが出てきた。自分で云ふのも何だが、やっぱり銀塩はええ。小社サイトのギャラリーのコーナーに、いずれ掲載したいと想いつつ。