“見た目”で選ぶ。

mizunowa2006-10-03

【写真】
OLYMPUS OM-3Ti + ZUIKO35㎜F2.8 ほんぢつ修理上り。


オリンパスOMヒトケタ、ニコンFシリーズ(但しF3まで)、キヤノンF-1、ペンタックスLX、ミノルタX-700等々、70年代から80年代にかけての国産35ミリ判一眼レフの高級機は、それぞれ一長一短はあるがどれもイイ。これらの名機も、今やデジタル一眼に取って代わられ市場から姿を消した。その魅力は高性能もさることながら、直線的なデザインからなる機能美にある。これは、今日びのデジタル一眼には見られない。カメラは、使い勝手と“見た目”が大事だ。


「見た目で選んで何が悪いのよ」というテレビのコマーシャルがあった。確か「撮れっきりコニカ」だったと思う。
「中身(文章)が大事なのに、どうでもいいようなレイアウトとか用紙選びとかに手間暇かけるなんてアリエナイ」とか何とか云われたことが何度かある。
そんなことはない。本作りでも“見た目”は大事だ。装幀は勿論だが、たとえば本文のレイアウトが汚かったり読みにくかったりしたら、いくら中身が良くても読む気を削がれてしまう。下手すりゃ大事な中身が読み手に伝わらない。


修理上りのカメラをいじりもって、そんなことをつらつら思うた次第。