周防大島・猫庵便り vol.7

以下、ほんぢつ付「周防大島・猫庵便り vol.7」より。


みなさま ゑ


毎度です。
本の宣伝かたがた、近況報告かたがた、BCCメエルをお送り致します。


平野遼水彩素描集」(B5変型判61頁オールカラー/3300円+税)について、毎日新聞西部版10月19日付に、平野清子夫人への取材記事が掲載されました。平野遼の本をウチで作らせてほしい旨、清子夫人にお願いしたのは2002年の暮れのこと。刊行まで10年かかりました。巻末に収録した晩年の日記、まさしく詩文です。ぜひご一読いただきたく、ご案内いたします。
奥付の発行日は祥月命日11月24日にしていますが、本はすでに出来上がっています。
ジュンク堂丸善紀伊國屋の主な支店、神保町の東京堂三省堂等に配本されています。また、地元北九州市では、金春堂書店、北九州市立美術館ミュージアムショップ(いずれも戸畑区)で販売しています。

毎日新聞(西部)10月19日付…「魂の画家」支え続け あるじなきアトリエ20年変わらず
http://mainichi.jp/area/news/20121019sog00m040002000c.html

・小社サイト、本の詳細
http://www.mizunowa.com/book/book-shousai/ryo.html


「詩文」と書いたところで思い出しました。
自ら、大声で「詩人」と名乗る者に本物の詩人はおらん。
「詩人」を「ジャーナリスト」とか「写真家」とか「作家」とか、えとせとら、彼是置き換えても通ずると思います。

これと関連してですが……。
お目々三角な何処ぞの市長に限った話ぢゃありませんが、維新、維新と声高に叫ぶ者に本物はおらん。私はそう考えています。

19年前のことです。
カギカッコ付き政権交代をもたらした1993年夏の衆院選において、「政治改革」が声高に叫ばれました。
そして、猫も杓子も「われこそは改革派」と大声でわめき散らしていました。
その結果が何であったのか。いま一度かえりみる必要があるのではないか、と考えます。

「維新」にせよ「政治改革」にせよ、一見何か云ってるやうで、ぢつは何にも云っとらん「大文字言葉」の羅列。中身がありません。
ダマされないために。まずは深呼吸。そして、テレビを消しませう。本を読みませう。


私事ですみません。6日に長男が生まれました。
深夜の満潮のピークで陣痛が始まり、次の満ち上り、昼の満潮の1時間前に出ました。
かみさん(悠子さん)の1字をとって「悠太」とつけました。桐生悠々から1字戴いたといふ意図もアリです。

それやこれやで家事雑用に追われ、刊行予定が遅れ込んでおります。

宮本常一離島論集 第2巻」と「定本 古本泣き笑い日記」だけは、石にかじりついてでも年内に刊行したいと思います。
あと、遅れっぱなしになっている「島―瀬戸内海をあるく 第3集」も、「宮本常一」の仕事が片付き次第、速やかに作業を再開したいと思います。こちらは、年明け刊行第1号を目指します。

刊行の目途が立ちましたら、また改めてご案内いたします。
諸々、よろしくお願いいたします。


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