詩人は未完である(鈴木創士)―9月29日付神戸新聞より。

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9月29日付神戸新聞


一九三〇年代モダニズム詩集―矢向季子・隼橋登美子・冬澤弦
四六判コデックス装 239頁 図版64点(ほぼ全点カラー)+栞16頁
10%税込2,970円(本体2,700円)ISBN978-4-86426-038-1 C0095
初版第一刷2019年8月15日発行
編=季村敏夫
発行=みずのわ出版
装幀=林哲夫
プリンティングディレクション=黒田典孝((株)山田写真製版所)
印刷=(株)山田写真製版所
製本=(株)渋谷文泉閣

■はじめに(本書3~4頁収録)
 かつてあったことは、後に繰り返される。殺戮、破壊、錯誤、懺悔、その重なりのなかで、身体の刻む詩的行為の火、花、火力は現在である。
 上梓のきっかけは、一冊の同人誌と映画との出会いだった。小林武雄編集の『神(がくしん)』創刊号で矢向季子を知った。身震いした。映画は、日本統治下の台南の詩人を描く『日曜日の散歩者』(黄亞歴監督)。台湾を襲った地震の映像のあと、同人誌『神戸詩人』が迫ってきた。西脇順三郎らの『馥郁タル火夫ヨ』から引用があり、明るさの戻った部屋で茫然としていた。「現実の世界は脳髄にすぎない」「詩は脳髄を燃焼せしむるものである。こゝに火花として又は火力としての詩がある」、わたしはあらためて、戦時下の詩をたどりはじめていた。
 同人誌と映画との遭遇が、次から次へと出会いを導いてくれた。平坦ではなかったが、みえない数珠のつながる道のり、促されるまま従った。
 かつてあったことは、後に繰り返される。一九三〇年代後半、シュルレアリスムに関わった青年は治安維持法違反容疑で次々と獄舎に送られた。神戸詩人事件はそのひとつだが、現在である。今回編集した矢向季子、隼橋登美子、冬澤弦、初めて知る詩人だが、このラインにも、シュルレアリスムへの目覚め、総力戦、同人誌活動の終焉、モダニストの戦争詩という歴史がある。しかも三人は番外の詩人、一冊の詩集もないまま消えた。
 あるとき、ある場所で、確かに生きていたひと。詩は、息のひびき。声を出して読めば、ひとはよみがえる。生きていた場所、場所の記憶、青空に染まる歓声まで戻ってくる。
 消えてしまった、たましいをよびよせる、この集を編みながら念じていた。

(「がく神」の「がく」の漢字は環境依存文字ゆえ、パソコンによっては正しく表示されない場合があります)

■目次

矢向季子詩集抄/隼橋登美子詩集抄/冬澤弦詩集抄

「夜の声」読後感(矢向季子)/詩をよみはじめた頃(内田豊清)

田豊清のこと/矢向季子のこと―シュルレアリスムの目覚め/隼橋登美子のこと―神戸詩人事件について/冬澤弦のこと/『神戸詩人』と台南の風車詩社について―石ほどには沈黙を知らず

初出一覧/関連年譜

■栞(16頁)
天使は肉声でうたう 藤原安紀子
遠くに書く―モダニズム詩所感 扉野良人
「しんぼるの森林」に分け入る 高木 彬

■編者
季村敏夫 きむら・としお
一九四八年京都市生まれ。神戸市長田区で育つ。古物古書籍商を経て現在アルミ材料商を営む。著書に詩集『木端微塵』(二〇〇四年、書肆山田、山本健吉文学賞)、『ノミトビヒヨシマルの独言』(二〇一一年、書肆山田、現代詩花椿賞)、共編『生者と死者のほとり――阪神大震災・記憶のための試み』(一九九七年、人文書院)、共著『記憶表現論』(二〇〇九年、昭和堂)、『山上の蜘蛛――神戸モダニズムと海港都市ノート』(二〇〇九年、みずのわ出版小野十三郎特別賞)、編著『神戸のモダニズムⅡ』(二〇一三年、都市モダニズム詩誌、第二七巻、ゆまに書房)など。

◆仕様
四六判(天地188mm×左右127mm)コデックス装 240頁
表紙 あらじま 白 四六判Y目180kg 表1凹エンボス  表4 K/1°
オビ あらじま 雪 四六判Y目80kg DIC435/1°
本文 b7バルキー 四六判Y目 64.5kg 表版4°/裏版1°

栞 A6変型判(天地148mm×左右100mm)16頁
ファーストヴィンテージ ベージュ 四六判Y目56kg K/1°

ニンニク産直ご案内。

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ちょうどよい 箱がないので 図画工作


各位

 旱魃が一転して秋雨となりました。お変りありませんでしょうか。産直のご案内をお送りします。

今回は、5月31日と6月1日に収穫後およそ3ヶ月寝かした無農薬ニンニクを販売します。ニンニクは収穫後すぐに食べられるのですが、倉庫で寝かせることで余分な水分が飛び、貯蔵性が増します。といっても、秋が深まるころには中の芽が大きくなり、年末から年明けの頃にはしなびてきますので、10月ころまでに使い切れない分はスライスして冷凍保存されることをお勧めします。

1函あたり12~14ヶで800g、2,000円+送料、での販売です。4函限定となります。数に限りがありますので、お早目のご注文をお願いいたします。

 2019年8月24日

みずのわ農園  代表 柳原一徳 拝

  

ニンニク 800g(12~14ヶ)2,000円

 

送料

中国・九州・関西 540円

四国・中部・北陸 648円

関東・信越 756円

東北 972円

北海道 1,620円

沖縄 1,296円

 

郵便振替用紙同梱でお送りします(恐れ入りますが振替手数料ご負担願います)。

ゆうちょ口座(その月の1回目のみ手数料無料)あて送金をご希望の方はお知らせ下さい。

一九三〇年代モダニズム詩集―矢向季子・隼橋登美子・冬澤弦

各位

今年の夏も異常に暑い日が続きますが、お変りありませんでしょうか。

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印刷所から届いた刷取りを折ごとに断裁し、仮止めする。


今年二点目の新刊「一九三〇年代モダニズム詩集―矢向季子・隼橋登美子・冬澤弦」(季村敏夫編)を刊行します。

小社が関わった神戸モダニズム詩史としては、「永田助太郎と戦争と音楽」(編集=季村敏夫・扉野良人、発行=震災・まちのアーカイブ、製作=みずのわ出版、2009年6月)、「山上の蜘蛛―神戸モダニズムと海港都市ノート」(季村敏夫著、2009年9月)、「窓の微風―モダニズム詩断層」(同、2010年8月)の続編に位置付けられます。

戦時下の神戸と姫路に生き、一冊の詩集も遺すことなく消えた三人の詩人の原石といえる詩篇を収録。かれらの関わった同人誌の人脈から総力戦体制下の文芸活動を検証し、治安維持法違反容疑で詩人17名が一斉検挙された神戸詩人事件(1940年3月3日払暁)の背景と今日的課題を明らかにすべく、今回刊行の運びとなりました。刊行の趣旨につきましては、本書「はじめに」全文を転載しますのでご一読願います。

なお、本書は600部の少部数限定出版、いわゆる自費出版物です。高額なれど本書を必要不可欠とする読者の求めやすい価格という編者の要望もあり、仮に全部数を定価で販売しても制作費全額は回収できない、そういった価格設定となっております。編者著者が肚を括らなければまともな本を遺すことができない、そんな時世でもあります。

8月15~25日頃出来予定、です。ご購読のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

 

2019年8月5日

みずのわ出版 代表 柳原一徳 拝

 

 

一九三〇年代モダニズム詩集―矢向季子・隼橋登美子・冬澤弦

四六判コデックス装 239頁 図版64点(ほぼ全点カラー)+栞16頁

8%税込2,916円(本体2,700円)ISBN978-4-86426-038-1 C0095

初版第一刷2019年8月15日発行

編=季村敏夫

発行=みずのわ出版

装幀=林哲夫

プリンティングディレクション=黒田典孝((株)山田写真製版所)

印刷=(株)山田写真製版所

製本=(株)渋谷文泉閣

 

 

■はじめに(本書3~4頁収録)

 かつてあったことは、後に繰り返される。殺戮、破壊、錯誤、懺悔、その重なりのなかで、身体の刻む詩的行為の火、花、火力は現在である。

 上梓のきっかけは、一冊の同人誌と映画との出会いだった。小林武雄編集の『噩神(がくしん)』創刊号で矢向季子を知った。身震いした。映画は、日本統治下の台南の詩人を描く『日曜日の散歩者』(黄亞歴監督)。台湾を襲った地震の映像のあと、同人誌『神戸詩人』が迫ってきた。西脇順三郎らの『馥郁タル火夫ヨ』から引用があり、明るさの戻った部屋で茫然としていた。「現実の世界は脳髄にすぎない」「詩は脳髄を燃焼せしむるものである。こゝに火花として又は火力としての詩がある」、わたしはあらためて、戦時下の詩をたどりはじめていた。

 同人誌と映画との遭遇が、次から次へと出会いを導いてくれた。平坦ではなかったが、みえない数珠のつながる道のり、促されるまま従った。

 かつてあったことは、後に繰り返される。一九三〇年代後半、シュルレアリスムに関わった青年は治安維持法違反容疑で次々と獄舎に送られた。神戸詩人事件はそのひとつだが、現在である。今回編集した矢向季子、隼橋登美子、冬澤弦、初めて知る詩人だが、このラインにも、シュルレアリスムへの目覚め、総力戦、同人誌活動の終焉、モダニストの戦争詩という歴史がある。しかも三人は番外の詩人、一冊の詩集もないまま消えた。

 あるとき、ある場所で、確かに生きていたひと。詩は、息のひびき。声を出して読めば、ひとはよみがえる。生きていた場所、場所の記憶、青空に染まる歓声まで戻ってくる。

 消えてしまった、たましいをよびよせる、この集を編みながら念じていた。

 

(「がく神」の「がく」の漢字は環境依存文字ゆえ、パソコンによっては正しく表示されない場合があります)

 

 

■目次

矢向季子詩集抄/隼橋登美子詩集抄/冬澤弦詩集抄

「夜の声」読後感(矢向季子)/詩をよみはじめた頃(内田豊清)

田豊清のこと/矢向季子のこと―シュルレアリスムの目覚め/隼橋登美子のこと―神戸詩人事件について/冬澤弦のこと/『神戸詩人』と台南の風車詩社について―石ほどには沈黙を知らず

初出一覧/関連年譜

 

 

■栞(16頁)

天使は肉声でうたう 藤原安紀子

遠くに書く―モダニズム詩所感 扉野良人

「しんぼるの森林」に分け入る 高木 彬

 

 

■編者

季村敏夫 きむら・としお

一九四八年京都市生まれ。神戸市長田区で育つ。古物古書籍商を経て現在アルミ材料商を営む。著書に詩集『木端微塵』(二〇〇四年、書肆山田、山本健吉文学賞)、『ノミトビヒヨシマルの独言』(二〇一一年、書肆山田、現代詩花椿賞)、共編『生者と死者のほとり――阪神大震災・記憶のための試み』(一九九七年、人文書院)、共著『記憶表現論』(二〇〇九年、昭和堂)、『山上の蜘蛛――神戸モダニズムと海港都市ノート』(二〇〇九年、みずのわ出版小野十三郎特別賞)、編著『神戸のモダニズムⅡ』(二〇一三年、都市モダニズム詩誌、第二七巻、ゆまに書房)など。

 

イタリアブックフェア2019

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本体2400円+税 2019.1刊

イタリアブックフェア2019
日時:3月23日(土)~30日(土)11:00-18:00 入場無料
会場:イタリア文化会館1F エキジビションホール
主催:イタリア文化会館
協力:紀伊國屋書店洋書部 Books Kinokuniya Tokyo, イタリア書房、神保町タクト、ニジノ絵本屋
後援:千代田区
https://www.iictokyo.com/bookfair/

★★
話題の最新書籍紹介セミナー
会場:イタリア文化会館1階 エキジビションホール 入場無料(要予約)
日時:3月26日(火) 15:00-16:00
田中千世子「ジョヴェントゥ ピエル・パオロ・パゾリーニの青春」(みずのわ出版、2019)
セミナー内容:
『ジョヴェントゥ ピエル・パオロ・パゾリーニの青春』の著者が、詩から出発し、小説や映画を作り、1960年代から70年代前半まで時代のオピニオン・リーダーでもあり、今も多彩な回顧展が開かれているパゾリーニの青春時代について語り、書籍の内容を紹介します。
ファシズム下の北イタリアのフリウリ地方で文学と音楽に心酔する若者たちは、日ごと激しくなる爆撃にも臆することなく青春を謳歌します。文芸誌を創刊し、サークル活動を指揮する若きパゾリーニの情熱と惑いが友人たちに宛てた手紙から見えてきます。
三歳下の弟グイードは、パルチザンに参加します。家に来る手紙は当局の目をくらますために女性名をつかっていて、彼らのグループが別のグループと連帯する話や、ユーゴのパルチザンとの連携にグイードが不安を感じていることなどが書き送られてきます。熱き兄弟愛をしるしたパゾリーニの手紙が戦後、ボローニャ大学の友人に送られます。
また母とふたりでローマに出てきたパゾリーニがローマの不良たちを主人公に小説を書き、やがて映画監督として活躍を始める様子も語られていきます。
https://www.iictokyo.com/bookfair/seminar.html

おしらせ 品切本「山上の蜘蛛」「窓の微風」の直売について

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ジャケットは新品に交換済

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「山上の蜘蛛」より。「1920年代の原田村から」大正12年3月14日発行、神戸高商の卒業アルバムより。上が入学当時、下が卒業当時とある。

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ジャケットは新品に交換済

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「窓の微風」本文。一寸ピンが甘い。

★★★
みずのわ出版からのお知らせ(品切本の版元直売につきまして)
長らく品切れになっておりました「山上の蜘蛛―神戸モダニズムと海港都市ノート」と「窓の微風―モダニズム詩断層」につきまして、販売可能な美品を確保しました。ご入用の方はお知らせください。振替用紙同梱でお送りします(送料無料)。
本が売れないという事態が深刻の度を増すなかにあって、某大型書店が店舗縮小にかかっており、それにより返品が増加しています。年末年始の大量返品の中に、上記2点がありました。モノはきれいです。大切に扱って戴いていたことがわかります。ジャケットは新品に取り換えています。


★★2冊限り
山上の蜘蛛―神戸モダニズムと海港都市ノート
季村敏夫著 2009年9月刊 A5判上製403頁
本体2500円+税 ISBN978-4-944173-71-6 C0095
発行 みずのわ出版
装幀 林哲夫
ジャケット版画 政木貴子「untitled'09-12a」

●目次

プロローグ 人間の危機

1 神戸詩人事件の記憶
2 「いたましさ」について
3 遠方の跫音――友情論
4 神戸モダニズム――奇妙な命名
5 神戸で開催された『死刑宣告』の出版記念会
6 資料滅亡、散逸という事態
7 「雑」とはなにか――他者性としての雑誌
8 戦争の、前、中、後、の時間
9 もう一つの地域史――私的記憶から歴史へ

エピローグ 生きて、わかれゆく

補註1 『兵庫文学雑誌事典―詩誌及関連雑誌』(仮称)作成のために
 戦前戦後発行の詩誌及び関連雑誌
 新刊及び古書店プライヴェート・プレス、資料館、市民グループ、サロン、ほか
 カフェ、喫茶店、印刷所、詩の研究グループ、政治結社、ほか

補註2 雑誌の記憶から、安水稔和に聞く

海山のあわいから――あとがきにかえて
人名索引


★★4冊限り
窓の微風―モダニズム詩断層
季村敏夫著 2010年8月刊 A5判上製500頁
本体3800円+税 ISBN978-4-86426-001-5 C0095
発行 みずのわ出版
装幀 林哲夫
ジャケット画 林哲夫「窓(イスタンブル

●目次

プロローグ 促し、目覚め


尖端的なものの行方――竹中郁村山知義萩原恭次郎そのほか

**
窓の微風――『羅針』の富田彰のこと
つぐみ、噤み――『新領土』の酒井正平のこと
月と星の転生――詩人山中幸夫のこと
海彼襲来――神戸のモダニズムについて
ダダの目覚め――『横顔』の受川三九郎
汚辱の犬――岡崎龍夫と平岩混児の詩について
永田助太郎の音楽性――本田未明の調性
『薔薇派』の米谷利夫のこと
レスプリ・ヌウボオの活きた姿

***
亜騎保の耳――神戸詩人事件勃発七十年
地上に生きてあること――『牙』について
過ちということ――小林武雄と佃留雄の齟齬に触れながら
映画からみた神戸詩人事件――同人誌『映画無限』に触れながら
詩の風土について――君本昌久の詩魂にふれながら

****
エチカ、地上の声
西井一夫への返信――震災とホロコースト
坂道を歩いた亡命ユダヤ
記憶のトポグラフィー
瓦礫の時間が生むもの

*****
海の見える坂道
はかないとおもえるほどに――詩集『編笠』にふれながら
過去について
オシフィエンチムの光景
太田省吾さんのこと
我輩は鼠である――大町桂月の抗い

******
レツェンゾ六篇
樹木の墓標―――内堀弘『ボン書店の幻』
散文詩の可能性をめぐって――山田兼士『ボードレール詩学
なぜ冷える、なぜ足なのか――瀧克則詩集『足の冷える場所』
邪悪な意思の書物――細見和之詩集『ホッチキス』
田村雅之詩集『エーヴリカ』を読む
再出発する場所――佐々木幹郎『やわらかく、壊れる――都市の滅び方について』

エピローグ 微風をそそぐ

補註1 『兵庫文学雑誌事典――詩誌及関連雑誌』(仮称)作成のために
 戦前戦後発行の詩誌及び関連雑誌
 新刊及び古書店プライヴェート・プレス、資料館、市民グループ、サロン、ほか
 カフェ、喫茶店、印刷所、詩の研究グループ、政治結社、ほか
補註2 大阪のヴォルプスヴェーデ――港野喜代子と小林多喜二のこと  浅野孟府(聞き手=野口豊子/テープ起し=季村敏夫)

豆茶

★★産直ご案内★★

周防大島の豆茶(無農薬栽培、焙煎済)
内容量200g 定価500円(送料込)

豆茶の沸かし方 ティースプーン2杯(約5グラム)の豆を市販のお茶パックに入れ、2リットルのやかんに入れる。水から沸かす。沸騰したら吹きこぼれない程度に火を弱めて、5分程度煮出す。ホットでもアイスでも美味しい。やかんに入れっぱなしにして、だんだん濃くなる味の変化を楽しむのもよい。

茶粥の作り方 ティースプーン4杯(約10グラム)の豆を、市販のお茶パックに入れる。水1升とお茶パックを深めの鍋に入れて沸かす(豆茶のほぼ倍の濃さで沸かすことになる)。沸騰後数分煮立ててお茶が十分に出たところで、白米(ぬめりがうまみとなるので、米をといではいけない)1合3杓を入れる。具材としてイモ、団子などを入れる場合は、白米の量を1合程度に減らす。火加減は、初めから終わりまで強火で通す。火力が弱いと美味しく炊けない。サツマイモ、カンコロ団子、米団子、メリケン団子などを入れる場合は、米を投入して10分くらい後に入れる。サツマイモは割るイメージで切る。あぶくが落ち着いてきたら出来上がり。最後にお茶パックを取り出す。炊きあがりの米が少し硬いくらいが美味しい。米の腹が割れるのは煮過ぎ。個々の好みもあるが、仕上がり加減が難しい。米とお茶との比率もまた難しい。

製造・販売:みずのわ農園

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焙煎、1時間かかる。かなりの深煎り

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豆茶の花。夏の終りから秋にかけて咲く。

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カラカラに乾いた莢から豆を取り出す。