裸の大将。

【6月3日】
午前11時過ぎ、神戸元町海文堂書店に「文字力(もじりき)100」(林哲夫著、みずのわ出版刊、1890円、ISBN4-944173-39-3)20冊直納品。海文堂書店では7月半ばに林画伯のサイン会+出版祝いを予定。詳細はいずれまた。


午後、『憲法と沖縄を考える』大阪集会(主催:マスコミ九条の会・大阪、関西マスコミ九条の会)で本を売る。売上2万円くらい。交通費を差し引いても額面上赤字は出ないとはいえ、もう一寸売れてくれんことにはしんどい。だが、この本が売れないご時世に2萬円の売上(それも、取次経由と違って返品がこない!)は有難い。痛し痒し。
閉会30分くらい前にK旦那が来る。ゲラ読みをするというので店番を替わってもらい、電話をかけるため席を外す。戻ると旦那の姿が見えない。暫くして、オッサンシャツ一枚で便所から出てくるや否や――

――赤インクがポケットの中で洩れましてな、洗うてましてん。バレたらカミさんに怒られるさかいなぁ。
――あのー。これで麦藁帽被ったら裸の大将ですがな。
――やっぱあきまへんか。
――ウチの近所でビイル呑みもって縁台将棋しとる分には、そんなオッサンよう見るけど、ここではマズいんちゃいますぅ。

で、あんたも手伝えということになって、便所でオッサン2人、クソ力にまかせてシャツを絞る。K旦那、夕方までそれを羽織っていたが……風邪ひきまっせ。


行商の合間に書肆アクセスに電話を入れる。H店長が出る。昼前に荷物着いたよ、明日からのイベントで頑張って売りまっせと。ありがたや。ちょうど林画伯が本にサインするため来店中で、替わって頂く。アクセスに行く前に東京堂書店でサインしてきた、追加20冊注文アリ、「これは売れそうですね」とS店長から感想を頂いた、と。

夕方、大阪江戸堀の Calo Bookshop and Cafe に「宮本常一 旅の原景」とあわせて納品。「文字力100」、以上4軒にて先行発売。


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アンダーグラウンド・ブックカフェ地下室の古書展〜第7回」
6月4日(日)〜6日(火)午前10時−午後6時半
於、東京古書会館地下ホール
〒101-0052東京都千代田区神田小川町3-22
地下鉄・JR お茶の水もしくは神保町下車徒歩5分
http://underg.cocolog-nifty.com/tikasitu/
書肆アクセスのコーナー「書肆アクセスデッサン帳―林哲夫が選ぶ書肆アクセスの40冊」にて「文字力100」の著者サイン本を販売。