財布を忘れて愉快なサ○エさん。

朝イチで三宮の東急ハンズから電話が入る。昨日取り寄せをお願いしたレイアウト用紙が3年くらい前に製造中止になっていた、在庫もまったく無い、と。
「GEKレイアウト用紙 ドラフト用」という銘柄。仕上り寸法(断裁位置)から内側に向かって目盛線が引かれていて、用紙のセンターラインからも5ミリ間隔で目盛が補足されている。チラシ類の版下は勿論、書籍の本文や扉のレイアウト指定を作る際に無くてはならない優れ物なのだが……。
最近はパソコンで指定原稿を作るのが主流になったがゆえに需要が落ち込んだのだろう。最後に購入したのが3年前。そうとわかっていれば一生かけて使う分買い込んでおくべきだった。
コピー用の方眼紙(コピーしても目盛線が写らないやつ)ならあるのだが、使い勝手に問題があり、レイアウト用紙の代替にはなりえない。パソコンで作るという手もあるのだが、どうもしっくりこない(それ以前に、そこまでイラストレーターを使いこなせない)。自分の手で定規を持ちペンを走らせる、この身体感覚は大切だと思う。


で、もう25日。印刷代振込みのためクルマ転がして神戸駅近くの銀行へ。統廃合で三宮支店がなくなりかなり不便になった。今月作った本2点の印刷代をまとめて支払いひと安心したところで、お盆に撮った写真の現像上がりを受取りに行こうと手提げ袋を探る。
……財布を忘れて出てきたことが判明。あー、文無しぢゃー。

アタマの中に、あの、おぞましい歌が流れる。

♪財布を忘れて愉快なサ○エさん みんなが笑ってるー

他人の失敗を笑うんぢゃねーーーッ

慌てて銀行にとって返す。僅かばかりの残高があってよかった。