「大往生の島」の現実。

mizunowa2014-02-02

■画像=黒い悪魔、コイワシ。刺身、天麩羅、煮付け。アンチョビにも。


Facebookしゃちょー頁のコメント欄より転載(少し直した)。これって大事なことやと思ひますので。


(前略)
大島の年寄りが元気なのは一面の事実。でも、自分で自分の面倒みることのできる年寄りでなければここでは暮してはいけん。
認知症が進む、もしくは頭はしっかりしとっても足腰もとらんげになったら(足腰が不自由になったら)施設に入るか都会の子供のところに引き取って行かれる。なかなか家で死ぬるのは難しい。
具合の悪いお年寄りが、住み慣れた部落で、家で暮らしていけん。外から来てさくっと見ただけでは、お年寄りが元気な島に映る(実際に、ここの年寄りは元気なんですがね……でもこれが現実)。
周防大島町の「健康寿命」は、山口県自治体のなかで実は下位に位置すると、こないだ教えてもらった。ウチもまた身内の年寄りの処遇について問題抱えとるし、近所の年寄りが施設入ったり何だりで空き家が増えていくのを目の当たりにしとるんで(一人暮らしのオバアが台所で倒れとるのを発見して通報したこともある)、実感としてはあったけど、実際に数字突きつけられたら衝撃は大きい。福祉現場の人らはほんまに危機感持ってはる。「大往生の島」はある一面では事実だが、実はもう一面では嘘。佐野さんは都会生まれの都会育ちやから、大島、就中カムロに対してあこがれというか、フィルターかかりすぎてると思う。
都会でも変らん問題ではあるけれども、僻地のほうが輪をかけて難しい。