枇杷を伐採した。

mizunowa2014-03-07

自家農園北端の枇杷を伐採した。連作障害の対策も含め、狭い畑の有効利用を考えると、ここで踏ん切りをつけんことには先々行き詰まると判断した。
畑のほぼ中央に植わっている10年ものの柚子を、これから枇杷の跡地に移植する。柚子は柑橘のなかで最も生長が遅いといわれる。もう一寸「結果」が安定するやうになれば、暮れの酒代くらいは稼いでくれると思ふ。
枇杷が特産の祝島と比較して、当地・安下庄の冬場の最低気温は3度低い。周防大島枇杷や露地レモンの栽培が難しいのはそのためだと、昨年祝島へ出かけた折、元農業改良普及員のHさんからご教示戴いた。
枇杷といへば「茂木」という品種がポピュラーなのだが、これがまた曲者で、ここらへんの気候では、10数年生に至ってさあこれからといふ時に枯れることが多い。それを防ぐには、山に自生している枇杷を接ぎ木したらなアカンのだと。そこまでやれん。
担い手不足の僻地のこと、わが家では、当面、私の手2本しかない。近所で借りた実験農場での成果も踏まえ、この島にあっては、柑橘がもっとも換金可能な作物であることを確信するに至った。詳細はいづれまた。