こんなこと言いたくないのだが、言わなければ仕方がない。

こんなことまで明文化せなアカンほど、世間が荒れている。特に、社会正義を声高に訴える運動系の人たちほど、本の扱いが荒く、返品処理・支払いが遅い。以下。


直取引にあたっての注意事項(みずのわ出版 2014.4)


■卸価格・販売価格
・学習会、上映会、その他イベント等の主催者への委託直取引の場合、【本体価格×0.8+消費税】で卸します。


■梱包送料
・納品時の送料は小社持ちです。
・残品の返品時の送料は着払、もしくは売り上げの振込時に送料実費分差引き、でお願いします。


■返品
・返品の条件は、本を傷めないことです。
・残った本は、本が傷まないように全てハトロン紙やエアーパックなどで養生し、段ボール箱に入れて(もしくは段ボール紙でくるんで)送り返してください。
・本は平らに積んでください。
段ボール箱の中に本を縦にして詰めるのは厳禁です。
・痛んだ本は返品不可です。卸価格と同額(本体価格×0.8+税)での買取りをお願いします。
・返品は、イベント終了後1週間以内の小社到着をめどにお願いします。


■送金
・納品時に郵便振替用紙を同梱しますので、実売分を送金してください。
・振替手数料はご負担願います。
・イベント終了後1週間以内の送金をお願いします。



・以前は細かいことは言わなかったのですが、版元にとって大切な商品である「本」が粗雑な扱いを受けるといったケースが頻発し、やかましいことを云わざるを得ない状況に至りました。
・カバーの交換のきく本でも、カバー予備が無尽蔵にあるわけではなく、それよりも、粗雑な扱いにより本体が傷んでしまい、もはや売り物にならぬとて処分したと、そういったことがこの2012、13年あたりに頻発しました。写真の主流がデヂタルに移行してから、出版業界まわりでも、写真原稿の扱いがぞんざいになったように思います。本の扱いが粗雑になってきているのは、そうした風潮とパラレルなのかもしれません。本にせよ新聞雑誌にせよ折込チラシにせよ、印刷物を踏むな跨ぐなは基本だった筈です。
・また、待てど暮らせど残品の返品荷物が来ない。もしくは、残品は送り返してくれたけれども幾度請求しても入金がない。そういうことも頻発しました。
・小社との直取引にあたりまして、上記の条件への合意をお願いしております。ご理解のうえ、ご協力をお願い致します。