「書影の森―筑摩書房の装幀1940-2014」版元直売予約特価4月末迄。

mizunowa2015-04-11


画像=鶴田書店(周防大島町久賀)帳場横の一等地。書店さんへの直納品は、多いころは50店近く取扱っていたのだが、現在は両手の指の数より少なくなった。絶望的に本が売れなくなってきたこと、社外在庫の管理をする余裕がなくなってきたことにより、順次整理を進めてきた結果、である。
宮本の本がまったく売れなくなったと鶴田の大将が云う。ワシもそれを痛感する。この時世にあって、宮本は読まれていない。いっとき「ブーム」なんて云われとったのだが、それが却って良くない方向に作用したような気がする。今から思えば。
そもそも「ブーム」なんてものは「去る」ためにあるもの。それとは関わり合いのないところで、作らねばならぬものを作ってきたのだが……。



4月末出来!
臼田捷治「書影の森―筑摩書房の装幀1940-2014」
B5判糸篝上製本 209頁 収録タイトル234 フルカラー図版730点
税込定価10,800円 →版元直売予約特価8,000円(2015年4月末迄・〆切厳守)


・本が出来次第、郵便振替用紙同梱でお送りします(送料無料)。書籍の到着から10日以内を目処にご送金をお願いします。恐れ入りますが、郵便局への御足労と、振替手数料はご負担願います(窓口よりも、ATMを使ったほうが手数料が安く上がります)。
・銀行振込をご希望の場合、別途見積書、領収書等が必要な場合は、その旨お知らせください。
・代引サービスは取り扱っておりません。あしからずご了承ください。


申込先 みずのわ出版 Fax 0820-77-1739 mizunowa@osk2.3web.ne.jp


【本書帯より】
筑摩書房はわが国の装幀文化が、分野を問わず広く門戸を開いてきたよき伝統を体現してきたのであり、まさにその歩みは、装幀文化の縮図であり、みごとな見取り図だといってよい。実際、私はこれほどのロールモデルをほかに知らない。筑摩本の時代性を超えた功績であり、並びない魅力である。本書は、筑摩書房の装幀に携わった幾多のデザイナー、編集者、社内デザイナーの仕事の紹介をとおして、魅力あふれる豊かな実りの系譜を展望しようと企図した。そのことで、わが国の出版文化史に類いない光芒を放つとともに、出版界のひとつの指標となっている同社の装幀が果たしている役割を多角度から浮き彫りにできれば、と思う。


林哲夫画伯のblog「daily-sumus2」に記載あり。→ http://sumus2013.exblog.jp/23878191/