みかん改植。

mizunowa2015-04-16

オカジョウの段々畑、改植作業中。上段(画像右手)が宮川早生温州、中段(画像左手)が大津4号(晩生温州)。
植え穴掘って、土砕いて、ヨウリン0.5キロ・マリンカル1キロ・堆肥15キロ混ぜ合わせて、剪定して、根を広げて、土入れて、注水して、竹棒で突いて隙間を無くして、さらに注水して、鎮圧して、またまた注水して、支柱立てて結わえて、黒マルチ張って、ついでに植付け場所周辺の葛やイタドリを掘り起こして……1人だと、1日頑張って10本ちょいが限度。なるべくこの4月のうちに、移植も含め100本以上やらなアカン。でないと、他の仕事が進まん。
みかん狩りって楽しそうですね、お手伝いしましょうかと何やら牧歌的なこと云うてきた人に、そんなええもんやないでと苦言呈したことがある。たとえば、事務所だろうが商店だろうが、仕事場見学に来て、楽しそうですねとか何とか云うかね? 何ゆえに、農業に対して、そういったおかしげな幻想があるのだろうか。ワシも好きでミカン農家兼業してはいるけれども、労働はキツく、あがりは少なく、やればやるほど草臥れる。好きでなければ続かんけれども、好きなだけでも続かない。農業潰し・地方潰しの国策のもと、先の展望はない。ゆるゆると駄目になっていきツツある。僻地の現実はそんなにいいもんではない。