春草の除草。

mizunowa2015-04-01

カンリキ(小型耕耘機)を使って春草の中耕除草を行う。春肥の競合を避けるうえでも、また天牛(ゴマダラカミキリ)防除のためにも、春から秋にかけて樹冠の除草は欠かせない。左手奥が除草後、右手前が除草前。1反(約10アール)片づけるのにまる2日かかる。冬から春先にかけては根を切ってもかまわないので、カンリキを使うのがよい。初夏以降は根を切ってはいけないので、株元に潜り込んでの手作業になる。除草剤を使えば早いのだが、使いすぎると土が固くなる。年間使用回数の上限もある。ウチの畑では極力除草剤を使わないようにしているのだが、そうすると私の時間が多くとられるし、体力的にもこたえる。
カンリキで中耕除草をしていると言うと、周囲からはいまどき珍しいのーとか、ようやるのーとかいわれる。やれば良いことはみなさん知っている。昔は多くの農家がそうしていた。が、年寄りばっかりの僻地の現実は難儀なのだ。みなさん、好き好んで除草剤に頼っているわけではない。
除草剤を使わないにこしたことはないが、ウチの場合でも、初夏から梅雨時にかけて、一度は使わないと手が回らなくなる時期がある。農薬使用を咎めたり伝統農法に戻れと声高に訴えるのは、ある一面では正しい。が、私はそのような人らとは関わり合いになりたくない。