海文堂書店のブックフェア〈宮本常一生誕100年〜「旅する巨人」の軌跡〉今月31日まで開催
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周防大島文化交流センターの協力により、所蔵パネル「宮本常一 旅の足跡」等も掲示している（写真）。宮本を評するにあたり頻繁にとりあげられる一文「もし宮本君の足跡を日本の白地図に赤インクで印したら全体真っ赤になる程であろう」（渋沢敬三「わが食客は日本一」『文藝春秋』1961年8月号）――それが目に飛び込んでくる。
海文堂あれこれ http://www.kaibundo.co.jp/arekore/arekore.htm
「宮本常一写真図録第1集 瀬戸内海の島と町――広島・周防・松山付近」の紹介記事アリ。
本屋の眼 その35 http://www.kaibundo.co.jp/honyanome/honyanome.htm
末尾に〈出版界では昨年末に事件がありました。ある研究者が山口県周防大島（宮本の出身地）文化交流センターの資料を無断で持ち出し、大手出版社から自らを編者にして「宮本著作集」を企てたのです〉の記述がある。この不祥事を起こした木村哲也学芸員（当時）は昨年末辞職に至ったが、事件の渦中にあって、嘆かわしいことに彼を擁護する動きがあった。彼の所業は、到底許されるものではない。そして、いまだ禍根を残している。
