ご案内2件。

mizunowa2008-02-09

ご案内…1
周防大島文化交流センターが制作した企画展示パネルを、3月2日(日)まで松山市中島総合文化センターで展示している。月曜休館。「宮本常一・瀬戸内をあるくみるきくⅠ 瀬戸内海の島と街 人と暮らし」A0判パネル25枚+「写真でつづる宮本常一」A1判パネル18枚。写真は、松山市中島総合文化センターのTさん提供。Tさんは小社刊「風の人 宮本常一」でも登場してはります。


写真パネル展 宮本常一・瀬戸内をあるくみるきくⅠ 瀬戸内海の島と街 人と暮らし
趣旨…日本の島々を思うとき、周防大島出身・宮本常一の存在なくして語ることはできないものがある。その生涯で多くの足跡を残しているが、著書の1つに「私の日本地図4 瀬戸内海Ⅰ 広島湾付近」がある。その中に納められた写真をパネルにしたものが「周防大島文化交流センター」に所蔵されている。宮本常一が残した写真は貴重なものであり、その中でしか昭和30年代の瀬戸内海の生活や風景を見ることはできない。周防大島は、倉橋島、中島地域に接し、広島・愛媛の県境にあり、歴史や文化的にも古くからのつながり・交流を行ってきている。今回、松山市で島文化の拠点施設と位置づけされている「中島総合文化センター」で、パネル展示を行いたい。島人はむろん、多くの方々に観ていただき、それらを通して、宮本常一の足跡に学び、これからの島づくりを考えるヒントになればとの思いで企画した。
主催 中島総合文化センター・中島公民館
協力 周防大島文化交流センター・宮本常一を語る愛媛の会


宮本常一写真図録第1集 瀬戸内海の島と街――広島・周防・松山付近」(周防大島文化交流センター編著/宮本常一写真/森本孝監修)の詳細はこちら →http://www.mizunowa.com/book/book-shousai/zuroku1.html



ご案内…2
宮本常一 多様なる実像――「風の人 宮本常一」刊行記念トークショー

■とき 2月11日(月・祝)午後3〜5時
■ところ 海文堂書店2階 Sea Space
 神戸市中央区元町通3-5-10 Tel078-331-6501 http://www.kaibundo.co.jp/
■入場料 500円

*終了後、恒例の打ち上げ大宴会もあります。

中国新聞連載「生誕百年 宮本常一という世界」(2007年1〜8月)に大幅加筆した「風の人 宮本常一」の刊行を記念してトークショーを開催します。著者の佐田尾信作さん(中国新聞文化部記者)に数年にわたる「宮本常一という世界」の取材体験を語って頂いたうえで、須藤護さん(龍谷大学教授)との対談を行います。須藤さんは、生前の宮本が主宰した「日本観光文化研究所」の元所員であり、それぞれの現場からみた宮本常一の実像、「宮本学」のおもしろさについて語り合っていただきます。


【喋り手 プロフィール】
佐田尾信作(さたお・しんさく)1957年島根県平田市(現出雲市)生。中国新聞文化部記者。著書に「宮本常一という世界」「宮本常一 旅の原景――なぎさの記憶2」(みずのわ出版)など。
須藤 護(すどう・まもる)1945年千葉県生。龍谷大学教授。著書に「東和町誌 各論編第2巻 集落と住居」(旧山口県東和町教育委員会)、「沖家室 瀬戸内海の釣漁の島」(みずのわ出版)など。