「瓦版なまず集成」

mizunowa2008-04-01

3月末刊のミニコミ集成。版下手貼り300頁、草臥れた。
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サザエさんたちの呼びかけ――阪神大震災・瓦版なまず集成1998-2008
聲(付録小冊子)

震災・まちのアーカイブ 編・発行
2008年3月31日
書籍=A5判並製313頁/小冊子=A6判35頁
装幀=林哲夫
書籍=表紙 パミス 白 四六判Y目200kg  本文 淡クリーム琥珀 A判T目46.5kg
小冊子=コスモバルキー四六判Y目69kg
刷=すべてK/1°



サザエさんたちの呼びかけ――阪神大震災・瓦版なまず集成 1998-2008 総目次】


サザエさんたちの呼びかけ――発刊の辞  季村敏夫
少し傾いた風景  栗原彬
あの角をまがった先にある小さな場所  大門正克


被災地の記憶と記録を考える 震災・まちのアーカイブ設立にあたって


第1号 1998年7月2日
「長楽第2避難所資料」についての報告  季村範江
震災一次資料整理の現状  佐々木和子
[コラム]季村敏夫
一枚の絵から聞こえてきた声――沖縄の旅から  藤原直子
[民間アーカイブの系譜 1]「民間」から……  寺田匡宏
編集後記  寺田匡宏


第2号 1998年9月26日
検証・公費解体――つぶやきの震災精神史について  寺田匡宏
ゼンカイの家  季村範江
メモ(1998.8.28)  木内寛子
[コラム]被災地・視聴草その二  季村敏夫
断層の断片――野島断層を訪ねて  藤原直子
歴史事実を問い直す意味  青山真由美
[民間アーカイブの系譜 2]「文庫」の精神〈1〉  寺田匡宏
活動日誌(1998年2月〜9月)
編集後記  寺田匡宏


第3号 1998年12月3日
骸骨・なまず・ビラ――『阪神大震災 さまざまな声の栞』発刊によせて
  寺田匡宏
つぶやき――公費解体編  ささきかずこ
私たち、私自身へのメモ(1998.11.22)  木内寛子
東尻池便り  寺田匡宏
[民間アーカイブの系譜 3]ネット上の記録?  寺田匡宏
活動日誌(1998年9月〜11月)
[コラム]被災地・視聴草その三  季村範江
編集後記  寺田匡宏


第4号 1999年3月27日
絆を保存する――「鷹取中学避難所資料」現地調査をはじめるにあたって
  市村登和
資料の“ぬくもり”とは何か――「震災・まちのアーカイブ」この一年を振り返って
  寺田匡宏
家のこと(1999.2.11)  木内寛子
一冊の帳面と一枚の紙片から  藤原直子
再び、記憶、記録に関して  季村敏夫
家という夢が壊れたあと――島本慈子『倒壊』を読んで  季村範江
[民間アーカイブの系譜 4]「コルシア書店」  寺田匡宏
活動日誌(1998年12月〜1999年3月)
編集後記  寺田匡宏


第5号 1999年7月18日
内省と祈り――震災 まちのアーカイブ、「阪神大震災・記憶のための場所」(仮)に向けて  寺田匡宏
集まって人が住むということ?――ある被災マンションの再建  佐々木和子
ヒマラヤからの贈り物  季村範江
『1941年。パリの尋ね人』からのメモ  木内寛子
残し、表現する志――東京の研修メモから  寺田匡宏
震災のコメモレイション 寺田匡宏
[ブックガイド]まちを歩く人の本  寺田匡宏
活動日誌(1999年3月〜7月)
編集後記  寺田匡宏


第6号 1999年11月1日
東京から、次の対話のために  山本唯人
資料の公共性について  季村範江
震災・まちのアーカイブ、資料公開にむけて  木内寛子・藤原直子・寺田匡宏
[民間アーカイブの系譜 5]「史料の運命」  寺田匡宏
夏に思ったこと  季村敏夫
活動日誌(1999年7月〜10月)
編集後記  寺田匡宏


第7号 1999年12月25日
心を寄せるということ――『百合 亡き人の居場所、希望のありか』を読んで
  市村登和
集まって人が住むということ?――被災マンションと法律?  佐々木和子
「震災・まちのアーカイブ」所蔵資料閲覧のご案内
かわら版となまず絵が照らし出す現在――東大総合研究博物館「ニュースの誕生」と見て
  寺田匡宏
活動日誌(1999年11月〜12月)


第8号 2000年8月13日 特集・メモリアルセンターと公論
今、なぜメモリアルセンターと公論か  寺田匡宏
声・メモリアルセンターに望むこと  稲葉洋子・辻川敦・室崎益輝・島田誠
「記録」と「記憶」の前提条件  笠原一人
横浜震災記念館――1924年  阿部安成
亡くなった者、壊れたものへの責任  季村敏夫
何を感じ、何を学び、何を伝えるのか  市村登和
阪神・淡路大震災メモリアルセンター(仮称)に望むこと  木内寛子
集めること、集め続けることを伝えること  季村範江
阪神・淡路大震災メモリアルセンター展示計画に関する公開提言  震災・まちのアーカイブ
編集後記  寺田匡宏


号外 2000年9月30日 震災メモリアルセンターについて


第9号 2001年2月11日 「6年目の1月17日」
記憶は、いつも――メモリアルウォークに参加して  上念省三
6年目からの課題  佐々木和子
記者として  西栄一
メモリアルセンターをめぐる2つのシンポジウム  寺田匡宏
資料収集とメモリアルセンター  季村範江
グローバリゼーションとメモリアルセンター  寺田匡宏
震災の〈質感〉――辺見庸さんとの公開対談のこと  菅祥明
『神の子どもはみな踊る』からのメモ  木内寛子
『すきなんや、この町が』  伊藤亜都子
ミニコミ資料の整理状況について  藤原直子
活動日誌(2000年8月〜2001年12月)
編集後記  寺田匡宏


第10号 2001年9月6日 特集・記憶の居場所、記録のかたち
震災メモリアル施設は分散化されなければならない  笠原一人
「記憶のまち」のフィールドノート  蘇理剛志
小さな声の記録――牧秀一著『被災地・神戸に生きる人びと』を読んで  季村範江
対話は記録されるのか  市村登和
他所からの視線・此処での視線  とみさわかよの
神戸から佐倉へ、そして都留へ  大門正克
2001年夏、ヒロシマから  辰巳大輔
「4つめの気持ち」を支えに――「震災犠牲者聞き取り調査」に参加して  森本米紀
メモリアルセンター間近の出来事――元禄から平成の人情  季村敏夫
編集後記  菅祥明


第11号 2001年12月26日
語りえぬことを巡って その二  季村敏夫
活動日誌(2001年2月〜12月)
米田定蔵・米田英男著『都市の記憶 神戸・あの震災』  蘇理剛志
発信! 震災・まちのアーカイブ――ホームページ開設によせて  辰巳大輔
[12月12日の神戸]「残響の日々」から  菅祥明
編集後記  菅祥明
[備忘録]完成間近の「阪神・淡路大震災メモリアルセンター(仮称)」


第12号 2002年5月6日 記憶の分有をめぐって
記憶の聖なる次元  細見和之
震災とホロコースト――空襲前の神戸  季村敏夫
ある集いに参加して  季村範江
訃報  季村範江
編集後記  菅祥明


第13号 2002年7月27日 臨時特集「人と防災未来センター
特集にあたって  菅祥明
痕跡論  笠原一人
癒しの森  藤原直子
バーコードに閉じ込められた言葉  大門正克
「模索」の対極にあるもの  八ツ塚一郎
試案1 資料との接点を増やす  菅祥明
メモリアルと防災  季村範江
試案2 既存のリソースを活用する  菅祥明
もうひとつの展示――「1.17SHOP」にみるセンター問題  森本米紀
透過する記憶  菅祥明
試案3 「展示評価委員会」の設置  菅祥明
編集後記  菅祥明


第14号 2003年1月16日 「震災論」のゆくえ
編集部から――アンケート回答  藤原直子・季村敏夫・季村範江・木内寛子・笠原一人・蘇理剛志・佐々木和子
「5周年プロジェクト」の展開について  菅祥明
トヨタ財団助成共同研究[記憶・歴史・表現]フォーラムの発足について  寺田匡宏
震災資料の現状と展望  菅祥明


第15号 2003年6月5日
痕跡論 2  笠原一人
2002年度活動日誌 1
[往復書簡]出会うということ――声、傷、場、音、痕  季村敏夫
2002年度活動日誌 2
[往復書簡]季村敏夫さんへの手紙――「記憶の分有」をめぐってふたたび  細見和之
2002年度活動日誌 3
共に生きること  菅祥明
2002年度活動日誌 4
詩人の地球の歩き方――佐々木幹郎著『やわらかく、壊れる』について  寺田匡宏
編集後記  菅祥明


号外 2003年10月25日


第16号2004年3月27日
巻頭言  菅祥明
痕跡論 3  笠原一人
2つの展示空間――「ひと未来館」と「いのちを考える――太田三郎と中学生たち」  森本米紀
空間と時間のよみがえる場所――「ドキュメント災害史――1703-2003」  大門正克
報告:ベルリン/ポーランド――記憶の多層域  笠原一人
運命の記録者――10年目の「ショアー」/チェルニアコフ日記を読む  寺田匡宏
8年半後の神戸へ――「知らなくてごめんなさい」の気持ちと  橋本京子
2003年度活動日誌抄
告知 新刊情報『アーカイブ前史』  菅祥明・藤原直子・季村範江・八ツ塚一郎・市村登和
編集後記  菅祥明


第17号 2004年11月20日
阪神大震災・記憶の〈分有〉のためのミュージアム構想|展  季村敏夫
展示に寄せて  季村範江
展示に至るまで――資料の熱  藤原直子
展示に向かって――Kさんへ  市村登和
だれのためでもない――「someday,forsomebody いつかの、だれかに」展によせて  寺田匡宏
ああ楽しかった  市村光治良
「控え帳」より  季村敏夫
編集後記  季村敏夫


第2期・創刊号(通巻18号)2006年4月16日
今となってわかり始めたこと――木内寛子さんを送る  藤原直子
他者への呼びかけ――資料保存活動の現場から  季村敏夫
島の記憶と記録、そして旅人宮本常一のまなざし  柳原一徳
『器物』について、いま考えること  瀧克則
表現としての記憶  笠原一人
活動日誌(2005年1月〜2006年3月)季村範江
あとがき  季村敏夫


第2期・第2号(通巻19号)2006年7月18日
何をいかに「待つ」べきか  徳永恂
亡命ユダヤ人と遊んだ少女――山形裕子歌集『ぼっかぶり』から  季村敏夫
兵庫の津 古い言葉  和田英子
見んさい。蜜柑が喜うぢょる――梶田富五郎の記憶と島の畑と  柳原一徳
光・灯台・エロス――林哲夫に  間村俊一
歌、痕跡として――映画『エドワード・サイード OUT OF PLACE』に  季村敏夫
本屋の目 番外編  平野義昌
無形の歴史――川田順造『母の声、川の匂い』(筑摩書房、2006年)からの(再)出発  山本唯人
活動日誌(2006年4月〜6月)
あとがき 季村敏夫


第2期・第3号(通巻20号)2006年10月7日
いのちの記憶  安水稔和
天文台殺人事件」の頃など  杉山平一
それは水夫の読み捨て雑誌から生まれた  宮崎修二朗
つわものどもが夢のあと  渡辺一考
久保田さんの笑顔  林哲夫
三把刀の記憶  林宏仁
街の律動を捉えて 編集グループ〈SURE〉のこと  扉野良人
夏のノートから――宮本佳明著『「ゼンカイ」ハフスがうまれたとき』(王国社)に触れながら  季村敏夫
われうたう 故にわれあり  港大尋
活動日誌(2006年7月〜9月)
あとがき  季村敏夫


第2期第4号(通巻21号)2007年1月20日
つわものどもが夢のあと―2  渡辺一考
海の民の記憶 連載3  柳原一徳
端がゆらぐ  季村敏夫
「発酵」と「発酵したもの」――「種」から何かが  水本有香
古書とアーカイブをめぐって――林哲夫『神戸の古本力』のこと  市村登和
「まちのアーカイブ」ということ  佐々木和子
活動日誌(2006年9月〜2007年1月)
あとがき 季村敏夫


第2期第5号(通巻22号)2007年6月17日
うしろめたさをめぐる言葉の憂鬱  上念省三
思惟の迂遠  季村敏夫
まちのそとへ  菅祥明
静かな眼  加納成治
安水稔和氏に聴く――雑誌の記憶  インタビュアー:季村敏夫
エディション・カイエと阪本周三 連載1  大西隆
植民地の記憶 連載1  柳原一徳
登尾明彦詩集『パンの木』(みずのわ出版)を読んで  野口豊子
活動日誌(2007年2月〜5月)
あとがき 季村敏夫


第2期第6号(通巻23号)2008年1月2日
〈記録〉以前  山本唯人
移民が移民を呼ぶ――植民地の記憶 その2  柳原一徳
太田省吾さんのこと  季村敏夫
古本ノ読ミ方  内堀弘
深い深い深い息づかい  安水稔和(聞き手=季村敏夫)
あとがき  季村敏夫


第2期第7号(通巻24号)2008年3月1日
記録が生まれるまで  季村範江
資料ガイド
「灘ボラ資料作業ノート」より
刻まれた聲  藤原直子
灘ボランティア資料の声と声と  市村登和
動詞の実践――アーカイブ試論  佐々木和子
灘ボランティア資料目録
活動日誌(2007年6月〜2008年2月)
編集後記  佐々木和子


あとがき  季村範江



【聲 目次】

哀しいまち、失われた契機  辻川敦
地震の日のこと  西栄一
音を出すこと  水本有香
モノを残すということ  辰巳大輔
封印された記憶の中にあるもの  片岡法子
ユーフォリアを求めて  島田誠
記憶の可能性をめぐる――「知らない」/「知っている」のあいだで  吉村俊美