八百萬。

mizunowa2008-08-26

【写真】
愛媛県二神島。8月15日午前、松山・三津浜港から周防大島伊保田港へ向かうフェリーより。この海域はタコの好漁場で、ここで穫れたものが関西に出荷されて明石ダコと称して売られていたりする。公然の秘密とまでは云わないけれども、知ってる人は知っている。島の人は、二神島で穫れたタコのほうが明石のそれより旨いという。それってわかる。二神から由利、大島、平郡島にかけての海域で穫れたタコはモノが違う。
米山、妙見山といふ二つの山が御神体として島びとや沖行く船乗りたちの崇拝を受けたことから二神の名がついた、といわれる。旧中島町教委のTさんによると、70年代に月刊誌「ナショナル・ジオグラフィック」が二神島の特集を組んだ折、取材に訪れた米国人スタッフが“神が複数いるとはどういうことか?”とか何とか云って、最後まで理解に苦しんでいたさうな。キリスト教絶対神、日本の国つ神は“八百萬”ですからな。


【貧乏ヒマ無し】
カネも体力もないのにあれこれ仕込んでいる。刊行予定、年内あと8点……ほんまかいな?
テレビ業界の某エラい人から「出版社なんて日本中いくらでもあるんだぜ! ビンボー人めが!!!」と(ファクスで)罵られもしたが(件の罵倒ファクスは証拠物件として残している。こんなキタナイ文面なかなか見られるものではない。ワシは物持ちええぞー。一生根に持つどーッ)、これもまた由緒正しきど貧民の意地、である。ふっふっふっ上流めかしたエラいヤツらにゃわかるまいて。


ご参考 7月8日付「エラい人々の無知と傲慢」
http://d.hatena.ne.jp/mizunowa/20080708