年末年始。

mizunowa2011-01-13

【画像】
バア様仕込み、猫庵の雑煮。イリコ出汁+醤油+酒、根菜類てんこ盛り、決め手はカシワ。酒のアテになる。本来は煮込み餅なのだが、汁が濁るから焼き餅にした。寸胴鍋一杯、つい作りすぎてしまふ。ご近所T君にも手伝ってもらひ、元日から3日まで食い続けた。画像はT君提供。


【29日】
新幹線と山陽線、バスを乗り継ぎ、中5日で大島に舞い戻る。午後からT君と「宮本常一写真図録 第3集」(6月刊行予定)の写真選びにかかる。


【30日】
朝から写真選びの続き。夕方、T君の運転で錦町へ。H家の忘年会。そのまんま泊めてもらふ。


【31日】
午前、安下庄に戻る。これから松山に帰省するといふ錦町H家の食客こと変人H嬢とT君が昼メシ食べに来る。久しぶりにカンコロ入りの茶粥を炊き、アヂ一夜干しを焼く。夜はご近所Oさん、T君とわての3人で、オッサンばっかりの忘年会。日付のかわるころ、写真撮るの兼ねて長尾八幡宮に初詣に出掛ける。元日の未明にお詣りするのは中学校か高校以来。あのころと比べて、初詣の人も少なくなったやうな気がする。


【1日】
終日仕事をしない。元日くらいやな、こんな日は。


【2日】
初仕事。稲垣尚友著「平島放送速記録を読む」(仮)の本文指定原稿を半日で仕上げて投函。ここんとこスイッチが入っている。晩は久しぶりに大鍋てんこ盛りのキムチチゲを作る。韓国風のイリコダシ、大安亭福盛商店の粉唐辛子とキムチ、これが決め手である。20代のころ在日コリアンの家に居候したことがあり、その折に韓国料理を少しばかり覚えた。こんな時に役に立つ。ご近所Oさんの同級生もあがりこみ、4畳半の部屋に10人だったかな……。その氣になれば入るもんやね。


【3日】
キムチチゲの残りをあんばい再生して朝兼昼メシ。午後から周防大島文化交流センターへ初出勤。写真選び再開。


【4日】
午後から周防大島文化交流センター。写真選び、ほぼ完了。


【5日】
終日、家のお掃除。夕刻の船で伊保田から三津浜東予からオレンジフェリーに乗換え。


【6日】
大阪南港から国際印刷、急ぎ入稿。ナンモリのラボに現像出し、昼すぎ一旦神戸に戻る。雑用だけで夕方までかかる。夜は再び大阪に出て、難波の立呑みでMさんと新年会。23時33分発下り急行きたぐに。平日の自由席は空いている。1ボックス占拠して爆睡。


【7日】
6時前、直江津着。長野で1便見送り立食蕎麦。9時すぎ坂北着。昨夜の雪が綺麗に積っている。つらつらと撮りもって、いつもお世話になっているYさん宅へ。午後は西条(にしじょう)のFさん宅で、旧坂北村の昔の暮しや古い写真等々についてお話を伺う。


【8日】
朝晩、どんどの撮影。こちらでは三九郎(さんくろう)とも云ふ。子供が少なくなったことから、最近は大人だけでどんど焼きをしている部落も多いんだと。


【9日】
けふも朝晩、どんどの撮影。駅への下り途で寄せてもらった部落の三九郎は高さ7、8メートルはあろうか、今回撮り歩いたなかでは最も巨大なものだった。午後6時に点火。周囲真っ暗で撮りにくいところに、雪まで降り出した。ペンタックス67で雪が降るなか撮るのはキツいぢょ。19時すぎの電車で松本に出て、駅前の安い蕎麦屋で軽く呑んで名古屋行最終の特急しなのに乗る。緊張が解けたのだらう、坐るなり一気に疲れが噴き出す。


【10日】
仕事ついでに、今宮戎にお詣り。いつもの年よりはるかに人が多い。最後は神頼みか……。


【11日】
終日「宮本常一写真図録 第3集」の指定原稿作り。


【12日】
前日の続き。夕方仕上げてねこ便にのせる。中学校の同級2人と三宮で新年会。神戸大使館で半額券使こて呑み倒す。


【13日】
ほかにも6、7点だったかな、同時進行ありて終日内職。イイ原稿だとぱからんぱからんと調子出まくりなんだが、よろしくない原稿を読まされると下降線に向かふ。嫌いなオカズを最後まで残すのもシンドイことやし、ちゃっちゃと片付けるしかない。