宮本常一離島論集別巻、昨日校了。

mizunowa2013-05-16

フェイスブック自社ペイジ、より。



「離島振興は進んでいるか/離島青年会議に寄せて 宮本常一離島論集別巻」昨日校了。毎度のことだが、索引チェックと内容校正が難物だった。テキスト流し込めば屁ぇこいてても本が出来ると思い込んでゐる同業者が少なからず居てるのは嘆かわしい限りだが、インテリジェンスの塊たる本はそないに甘いものではない。ただ、困ったことに、まともに作れば作るほど売れん。加えて、いまの時世にあって、宮本常一は読まれていない。買い手が少ないのだから、定価を高くせんことにはやっていけん。講演CD2枚付で税込定価6825円ナリ。出版の先細りを思へば、作り手の気力体力のあるうちに、また、少なくなったと云はれるヘビーな読み手がひとりでも多くこの世に居てるうちに作っておくしかない。



ギャラリー島田のメルマガ(4.11付)より、一部こぴぺ。
今回の旅の友は三冊。「里山 いのちの譜 中国山地の暮らしを訪ねて」文:正本真理子 写真:金山一宏 装幀:林哲夫みずのわ出版の新刊で柳原一徳さんの押し売りです。持って行くかどうか迷いました、なんせ重いので秤りに乗せたら650g。でも迫力のある写真が魅力で持っていきました。内容は下記で。
http://d.hatena.ne.jp/mizunowa/20130316
中に出てくる杉谷富代さんの植物染「樹のはなし」と金山一宏さんの写真の部分を組み合わせた表紙の装幀も迫力あります。
みずのわ出版の本は押し売りでなければなかなか買うチャンスがありませんが裏切られることはありません。最後に「写真目録」を配するなど、コストを考えれば出来ないことをやりきる。本作りの執念を感じます。
乗って残そうローカル線。買って残そう出版社。これは柳原さんのブログの言葉から。
買って残そういいギャラリー 。これは私から。
ギャラリー島田→ http://www.gallery-shimada.com
同 メルマガ登録→ http://gallery-shimada.com/cgi-bin/magazine/magazine.html


■5月末出来!
離島振興は進んでいるか/離島青年会議に寄せて 宮本常一離島論集 別巻
宮本常一著/森本孝編/全国離島振興協議会・公益財団法人日本離島センター周防大島文化交流センター監修

2013年5月末出来(全6巻のうち第4回配本)
A5判上製216頁+宮本常一講演CD(2枚組)
定価 本体6500円+税 ISBN978-4-86426-021-3 C0395
装幀 林哲夫


[目次]
宮本常一と離島の青年たちの物語 森本孝(元日本観光文化研究所所員)

1 離島振興は進んでいるか?
座談会 振興法をめぐって
座談会 離島と水
離島振興は進んでいるか?

2 離島青年会議に寄せて
青年会議に寄せて――よき明日への期待
第一回全国離島青年会議 議事録
青年部のあり方
二つの地方青年会議
青年推進員の役割と使命について
離島における産業問題
離島振興と青年推進員の使命
離島の基本問題と青年活動の役割

宮本常一「大島をどう守るか」(付録CD)について 高木泰伸(周防大島文化交流センター学芸員
離島自治運動の先駆者としての宮本常一 大矢内生気(離島政策文化フォーラム事務局長)

季刊『しま』宮本常一執筆等目録
索引

[付録CD 2枚組]
宮本常一講演「大島をどう守るか」(1972年8月4日、於山口県大島町公民館、周防大島文化交流センター所蔵)48分27秒+43分20秒