海藻肥料って楽チンぢゃないんですよ。

mizunowa2014-03-20

ふぇいすぶっく自社ぺいじ、より。
観念的にすぎるんやろうな、物書きの想像力の欠如の根源は。



画像=無農薬、無化学肥料、藻を肥やしに栽培した極早生玉葱。収穫までもう少しかかりさう。



「海藻肥料は畑に置くだけでよい。雑草が生えない。害虫もこなくなる」といった内容の記事が、一寸前の中国新聞「岩国柳井版」に出ていた。
出鱈目だ。
畑に置くだけというのはマルチ代わりの効果はあれど、土にまぜこまなければ分解しない。すなわち肥料としての効果を生じない。
それでも、あとから植え替えの時にでも耕して土にすき込めば、のちのち肥やしにはなる。が、その結果、カリウム(根肥)が効いて雑草がばんばん生えるし虫もわく。雑草をきちんと刈ってすき込めば青草肥料になるし、虫のうんこも肥やしになるので効果はあるのだが、そのためには、耕作者がまめに面倒みてやる必要がある。そこまでやれんから、担い手が居らへんから、現実には消毒かけなあかんし、おカネかけて化学肥料使ふことになる(註…私自身は化学肥料や消毒を否定しませんが、極力使わないことにしていますし、現状においては使う必要のあるケースも知っているつもりです。が、ここでは端折りマス)。僻地の実態を、痛みを伴った実感として識らずして、いい記事は書けん。