みかジュー。

 

f:id:mizunowa:20210304094706j:plain自家製みかジュー。
寿太郎温州の最終ストック、小玉4.5キロから果汁手絞り2.4リットル。スダイダイ70ミリリットル(みかん果汁の3パーセント程度)を加え、あくを取りながら85度まで加熱。300ミリリットルでみかんゼリーを作り、残りを冷まして4合瓶2本と500ミリペトボ1本。加熱とあく取りで160ミリリットルのロスが出て、歩留り2.24リットル。水と果汁で比重が違うのはおくとして、生食用の半分程度にまで減るということ。
自分で言うのもなんだが、そこらで売ってるものとは比較にならんほどウマい(註/農協のジュースが不味いと言ってるわけではない。あれは本当にウマいんだが、それを上回るということ)。だが、売り物にはできない。自宅の台所で作ったものでは保健所の許可が下りず販売ができない。選外品を農協に原料出荷したら二束三文。ジュース加工業者に持っていけば、やはり工賃と瓶代が高くて、売り物としてはかなりの値段になってしまう(普段使いはキツくとも、贈答用ならいい商品だと思う)。一時、倉庫ついでに加工場を設置して自前でのジュース加工・販売も考えたが、ジュース加工場として保健所の認可を取るためにはパテーションを四つに区切らなあかんとか何とか異常にハードルが高いとわかり断念。それ以前に、みかんの収穫と出荷が終った後でないとこんな手間な作業はできんとくれば、本気で自前ジュース加工に手を出そうとすれば人を雇う必要が生ずる。そうなれば本末転倒だ。生食用で、良いものを作り、高く買ってもらうと、そこに特化するしかないと、そういうことなんだろう。異常気象続きでこれまた難儀なんだが。