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ヤズのヅケ丼。安下庄の猫庵にて。
【おべんたう】
正月明けに大島で合宿した折、江戸に帰る客人のおべんたうにヅケ丼を持ち帰りてもろた。発泡スチロールの丼にメシを詰めて蓋をし、ヅケ（もちろんヅケ醤油もなみなみと）、大葉、ワサビには保冷剤を仕込み、焼き海苔もビニール袋に詰める。これを新幹線の車中で食す。麩チャンプルー載せねこごはんをおべんたうに持たせたことはあるけど生魚は初めて、である。やってみるもんだ。完食、最高に美味！ と江戸に向かふ車中からメエルがきた。魚好きにはたまらない。苦手な人にはもっとたまらない。周りの客から羨望のまなざしを集めるか、それともおもくそ引かれるか、それはワシの知ったことではない。
