義を見てせざるは……。

mizunowa2007-12-13

【写真】
瀬戸内海事典 南々社刊 A5判上製590頁 ISBN978-4-931524-63-7 本体3800円
執筆者の一人Iさんからのご紹介にて、版元よりご恵贈頂いた。これはスゴいッ


【もうやめてまえ、ルミナリエ
けふの朝日新聞夕刊。「赤字続き…『ルミナリエ』ピンチ」「100円募金 光守って」「震災語り継ぐため」と見出しにある。……けッ、何がぢゃ。これって単なるエセ鎮魂癒し安売りカネ儲け主義糞馬鹿イベントぢゃないか! どんなツラさげて書いてやがるんだ、この記者は。
毎年この時期、ルミナリエのおかげで仕事に差し支えまくっている。電車が混む道路が混むくろねこや佐川の集荷〆切が繰り上がる、でも本屋にカネは落ちない。何が悲しうて余所の人らの出したゴミをワシらの税金で焼かなあかんねんな。今年を最後にやめにしてくれ、ワシら地元はたまったもんぢゃない。


【義を見てせざるは……】
阪神大震災後の記録活動をまとめて出版する件で、Kさんと会う。大部だが、肝心のおカネがない。行政の補助金を申請したけれどもスズメの涙だと。売りモノにしたとしても、これを本屋で買うやうな畸人は両手両足の指の数ほどもいないかもしれない。Kさんたちの手持ち資金と補助金を合わせても、最低限の印刷代にも満たない。天下の文化都市神戸は、ルミナリエは大事でも、こんな地道な活動には耳クソほどの理解も持っていないのだ。こんなヤツらの好き放題にさせてたまるか。カネにならんでもワシが作ると云うて、Kさんから原稿を預かった。来春刊行予定、詳細はいずれまた。震災を経て神戸に居続ける者として、やらねばならぬことがある。