馬鹿者よ。

mizunowa2007-11-30

【写真】
写真に大した意味はない。朝から晩まで本のことばっかし考えとったら気が滅入る。珈琲はエラい。


泡盛
11月20日付blogで触れた共同配信の「指名手配」が、明日か明後日の琉球新報に出る……らしい。という電話が某出版社のK先輩からかかってきた。沖縄に出張しているのだと。はあ、沖縄ですかぁ、ええですのう泡盛呑めて――。不意を衝かれたのか、ふた呼吸ほど間が空いてK先輩曰く。あ、そうですな。こんど船に乗って道後温泉浸かって釣りに行きまひょ。……噛み合うてへんがな、話が。
版元を開業してからあまり長期の遠出ができなくなったこともあり、出歩いているという話を聞くだけで羨ましかったりする。彼方此方出歩いて仕事と称して勉強ができて、それでその土地の空気感を肴に酒も呑める。ええなあ。やっぱり出歩かなアカン。


【馬鹿者よ】
市民運動の集会に店を出す話が流れた。仲介の労をとってくれたNさん曰く「市民運動が市民を排除してどないすんねんな」と。でも、最近はこんな話ばっかり。一つでもOKしたら歯止めが利かなくなるとか、営利目的の商売は云々とか何とか……。営利目的の商売といえば間違いないけれども、ウチみたいなボロ家がそんなに儲かっとるはずなかろうが。出版事業とは、営利を追求すると同時に社会運動でもあるのだ。わかっとんか! 協同一致の精神からは程遠い。今の目からみたら賛同できんことや限界ととらえるべきことは多いが、それでも賀川豊彦に少しは学べ、馬鹿者よ。ちゃうか? 役所よりも、下手な民間のほうがよっぽど「官僚的」だったりする。嫌なご時世ですねえ。